Dr.関塾 新川1丁目校

新着情報 / お知らせ

新着情報

新着情報 / お知らせ


新着情報 / お知らせ

【お勧め図書】◆東京都入試問題出典◆

『小辞譚 辞書をめぐる10の掌編小説』より「辞書に描かれたもの」 澤西祐典 猿江商會

詩人、小説家、女優、落語家、写真家、批評家……。異なる10の才能が描いた〝辞書と言葉と想い〟の小さな物語。



『中動態の世界 意志と責任の考古学』 國分功一郎 医学書院

自傷患者は言った「切ったのか、切らされたのかわからない。気づいたら切れていた」。依存症当事者はため息をついた「世間の人とは喋っている言葉が違うのよね」
--当事者の切実な思いはなぜうまく語れないのか? 語る言葉がないのか? それ以前に、私たちの思考を条件付けている「文法」の問題なのか?
若き哲学者による《する》と《される》の外側の世界への旅はこうして始まった。ケア論に新たな地平を切り開く画期的論考。



『歴史に未来を観る』より「漢詩は人生の教科書」 陳舜臣・著/石川忠久・述 集英社


『漱石の漢詩』 和田利男 文藝春秋 

元来僕は漢学が好きで随分興味を有つて漢籍は沢山読んだものである―少年期から漢籍に親しんだ漱石は、英文学でなく漢文学で身を立てようとまで考えていた。その漱石漢詩をつぶさに吟味しつつ、杜甫や李白など唐代の漢詩人の影響を考える。吉川幸次郎の漱石研究に先んじた斯界の第一人者による決定版!

【お勧め図書】◆大学入試センター出典◆

『デザインド・リアリティ 集合的達成の心理学』 有元典文・岡部大介 北樹出版

私たちの生きる現実の世界はどのようにつくられ、そしてつくられつつあるのか。文化的につくられる世界を身近な切り口から柔軟に鮮やかに論じる。文化心理学の立場から世界とそのつながりを読み解いた好著。



『キャベツ炒めに捧ぐ』 井上荒野 ハルキ文庫 より「キュウリいろいろ」

「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子にむっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。



『排蘆小船・石上私淑言 宣長「物のあはれ」歌論』 本居 宣長 岩波書店

宝暦13年、34歳の本居宣長にはすぐれた二つの歌論があった。だが生涯公表されることなく、筺底に秘めて置かれた。当世和歌の現状に対し歌とは何かを問う処女作「排蘆小船」、そこでの〈心に思ふこと〉は「石上私淑言」で〈物のあはれをしる心〉ととらえ直され一大歌論を切り拓く。合せ鏡のごとく宣長思想を映しだす二作品を併載。



『続資治通鑑長編』 李燾

【お勧め図書】◆岡山県入試問題出典◆

『心にとどく漢詩百人一首』 渡部英喜 亜紀書房 から 「夏日田園雑興」

秦代末の項羽から漢詩全盛の唐の李白・杜甫、そして、清の袁枚まで100人。一人一首ずつのアンソロジー。100人の詩人から「これぞ」という1首を精選。人生と自然を描きつくす100首。



『檸檬のころ』 豊島ミホ 幻冬舎文庫 より 「ラブソング」

保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。



『転換期を生きるきみたちへ』 内田樹編 晶文社 より

 「消費社会とは何か 『お買物』の論理を超えて」 白井聡
世の中の枠組みが大きく変化し、既存の考え方が通用しない歴史の転換期に、中高生に向けて「これだけは伝えておきたい」という知見を集めたアンソロジー。言葉の力について、憲法について、愛国心について、科学的態度について、弱さや不便さに基づいた生き方について…。若者たちがこれからの時代を生き延びるための知恵と技術がつまった、未来へ向けた11のメッセージ。



『15歳の寺子屋 境界をこえる』 安藤忠雄 講談社

本を読むことで、人生を生き抜くための「直観力」を養う。
理想の建物を構想し、夢を実現するために必要なのは、「構想力」と「実行力」。このふたつの力を発揮するためにはどうすればよいのか。建築家としての経験とてらしあわせながら、社会のために生きる姿勢を鋭く語る。

【お勧め図書】◆滋賀県入試問題出典◆

『植物はなぜ動かないのか』 稲垣栄洋 ちくまプリマ―新書

自然界は弱肉強食の厳しい社会だが、弱そうに見えるたくさんの動植物たちが、優れた戦略を駆使して自然を謳歌している。植物たちの豊かな生き方に楽しく学ぼう。



『コミュニケーション力』 齋藤孝 岩波新書

豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷きと相槌、会議運営のコツなど実践的な技から、弁証法的な対話の喜び、沈黙それ自体の意味など深い考察まで、縦横に展開。



『阿Q正伝・狂人日記』 魯迅 竹内好訳 岩波文庫 より 「故郷」

魯迅が中国社会の救い難い病根と感じたもの、それは儒教を媒介とする封建社会であった。狂人の異常心理を通してその力を描く「狂人日記」。阿Qはその病根を作りまたその中で殺される人間である。こうしたやりきれない暗さの自覚から中国の新しい歩みは始まった。



『平家物語』 角川ソフィア文庫

12世紀末、6年間に及ぶ源平の争乱は幕を閉じた。戦いの中にある愛と死のドラマ、人間の哀歓を描く一大戦記である「平家物語」。この壮大な歴史ロマンをしっかり理解するための一冊。

な、な、なんと無料で春期講習会!

今年度もあとわずかとなり、いよいよ新年度を迎えるまであと少しとなりました。
新しい環境のなかで、気分も新たに新学年に向けて準備を進める時期です。

今年度1年間の総括とともに、この春の間に苦手科目の克服と自身の弱点分野の補強および定期テストの結果と対策について振返りが必要です。

さらに勉強方法の見直しを早期に行うことも大切です。
受験学年となるお子さんは早めに目標を設定し、学習計画を立てていきましょう。
     
新年度を迎えるこの時期にやるべきことは多くあり、お子さんによっても違ってきます。

こうした個々に応じたカウンセリングと的確な指導を実現するのが
Dr.関塾新川1丁目校の完全個別指導です。

そこで関塾の完全個別指導とはどのようなものか、知っていただくために
無料の春期講習会 ~限定20名~ を以下の内容にて実施します。
定員に限りがありますので、お早めにお申し込みください。

☆★☆関塾と一緒に、新学年の第一歩を踏みだそう!☆★☆
       
【無料春期講習会 実施要項】
~生徒2名 対 講師1名の授業を90分×全2回~

◆科 目◆ 数学(算数)英語 国語 理科 社会 から1科目を選択
◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に90分×2回を実施(小1~小3は45分×4回)
◆学 費◆ 教材費として1,000円をいただきます
◆時間割◆ 月曜日~土曜日
         ①15:20~16:50 ②17:00~18:30
         ③18:40~20:10 ④20:20~21:50
◆コース◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース
◆内 容◆ 事前に科目・単元をご相談させていただいた上で授業を行ないます

【お勧め図書】◆北海道入試問題出典◆

『遠くの声に耳を澄ませて』 より 「転がる小石」 宮下奈都 新潮文庫

端々しい感性と肌理細やかな心理描写で注目される著者が紡ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。どん底の気持ちを建て直し、彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき何を護り、どんな一歩を踏み出すのか。人生の岐路に立つ人々を見守るように描く、12編の傑作短編集。



『愛する源氏物語』 俵万智 文春文庫

源氏物語には795首の和歌が登場する。ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを大きく左右する。心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、氷砂糖をなめるように味わったならば、源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。千年の時を越え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。

【お勧め図書】◆青森県入試問題出典◆

『園芸少年』 魚住直子 講談社

部活は園芸部。それも素人男子3人だけの。
入学間もなく、思いがけず園芸部に入部した高1男子3人。凛と芽を伸ばす植物の成長と、思春期を迎えた不器用な少年たちの姿が重なり合う、春から秋の物語。



『日本人にとって美しさとは何か』 より 「実体の美と状況の美」 高階秀爾 筑摩書房

大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。

【お勧め図書】◆宮城県入試問題出典◆

『風味【さんじゅうまる】』 まはら三桃 講談社

中二の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。その一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品で競い合うSS‐1グランプリ参加のお誘いが舞い込んだ。超かわいい同級生に八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなった風味は、新しいお菓子作りを手伝うことにした。そこに、和菓子職人になる修業中のはずの、チャラ男の兄も加わって…。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。



『現代科学の歩き方』 池内了 河出書房新社

時間とは何か?生命とは? 宇宙の果ては……科学の最先端に手を伸ばす人々の想像をさまざまに喚起し、日常に新しい見方を与える珠玉の随筆集。ゆっくり歩いても、かなり遠くまで行けます。



『徒然草』 兼好法師 角川ソフィア文庫

人生・恋愛・政道・自然観・美意識・有職故実など、243段の話題がしばしば連想的な配列で並ぶ。無常観が流れ、尚古的な思想が著しいが、実益をもたらす技能を尊重するなど、中世の現実を見据えた視点もあわせ持っている。

【お勧め図書】◆宮城県入試問題出典◆

『きよしこ』 より 「交差点」 重松清 新潮文庫

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。



『ケータイ化する日本語』 佐藤健二 大修館書店

「ことば」は人の「光」なりき―。電話の登場からケータイの普及まで通話機器の発達は、われわれの言語空間をどう変えたか。「声」という共鳴の身体技法獲得以後の人類史をふまえ、「社会」を担う次世代に説く「ことば」の歴史社会学。



『草野心平全集』 より 「雪の朝」 草野心平

「蛙の詩人」「天の詩人」「富士山の詩人」など、さまざまな異名を持つ詩人、草野心平。
その独自の世界観とリズミカルな詩を味わってみましょう。



『孟子』 より 「離婁上」 岩波文庫

戦国時代の中国、百家争鳴の乱世に生き、孔子の教えを軸にしつつも独自の思想を展開した孟子(前372‐前289)の言行録。孟子は、人が天から与えられた本性は善であるという信念に立って、天から万人に等しく与えられたこの本性を全面的に開花させるための実践倫理を示そうとした。

【お勧め図書】◆秋田県入試問題出典◆

『透き通った風が吹いて』 あさのあつこ 文藝春秋

野球部を引退したら、空っぽになってしまった渓哉。故郷美作を出て都会の大学に行けば、楽しい生活が待っているのかもしれない。でも、それは自分が望んでいることなのだろうか。親友の実紀は、きちんと自分の将来を見据えている。未来が見えずにいる渓哉は、ある日偶然、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。里香は美作に「逢いたい人がいる」と言うが…。モラトリアムの時期を迎えた高校生の焦燥、そして淡い恋を描く、心が澄み渡る青春小説。



『哲学者クロサキの哲学超入門』 黒崎政男 平凡社新書

日常の素朴な疑問を切り口に、趣味の世界から現代社会、カント哲学までを語り下ろす。ラジオの軽快なトークに乗せて贈る哲学入門。

【お勧め図書】◆秋田県入試問題出典◆

『スコーレNo.4』 宮下奈都 光文社文庫

自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。



『翻訳百景』 越前敏弥 角川新書

原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか――「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。



『枕草子』 清少納言 角川ソフィア文庫

【お勧め図書】◆岩手県入試問題出典◆

『誕生日 第7回フェリシモ文学賞 フェリシモしあわせショートショート』 より 「はやねけん」 杜蒼舟



『おはようからおやすみまでの科学』 佐倉統・古田ゆかり ちくまプリマ―新書

毎日の「便利」な生活は科学技術があってこそ。料理も洗濯も、ゲームも電話も、視点を変えると楽しい発見がたくさん。幸せに暮らすための科学との付き合い方とは。



『鑑賞 日本の名歌』 角川学芸出版

明治以降の日本の名歌を、「自然」「生活」「人生」「社会」「恋」などのテーマにわけて、作品の背景や作者紹介、鑑賞のポイントなどを詳しく紹介。好きなときに好きなところから読める名歌鑑賞本の決定版。

【お勧め図書】◆山形県入試問題出典◆

『おしょりん』 藤岡陽子 ポプラ社

明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。



『深く、速く、考える。』 稲垣公夫 クロスメディア・パブリッシング

正解へのルートが一瞬で浮かぶ!短時間で深く考えるための“深速思考”のトレーニング。トヨタ式A3報告書研修から生まれたノウハウ。



『大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳②生と夢』 佐藤文香 ゆまに書房

まるでゼリーのように、やわらかい思春期のこころ。そのこころに種をまくように、苗を植えるように伝えたい言葉たち。彼らのよろこびや悲しみ、さびしさや怒り、恐れと祈り……このアンソロジーには、彼らが空を見上げて立ち上がるための、強く愛しい言葉が響きあっている。

【お勧め図書】◆島根県入試問題出典◆

『駅伝ランナー』 佐藤いつ子 角川文庫

12歳の走哉は、脚が速いわけではなかったが、走ることが好きだった。地区駅伝の大会でクラスから参加するヒロシのチームに勇気を出して声をかけるが、「補欠なら…」と返されてしまう。悔しさを必死に呑み込み、毎朝自主トレを続ける走哉。そして大会当日、チームにアクシデントが起きて…!才能は全ての人が授かるわけじゃない。でも、あきらめない!あさのあつこ氏驚愕の、新人デビュー。心が奮う青春駅伝小説!



『〈自分らしさ〉って何だろう?』 榎本博明 ちくまプリマ―新書

思春期になると誰しも“自分らしさ”の問題に頭を悩ませる。答えを見出しにくい現代において、どうすれば自分らしく生きていけるのか。心理学者が自分自身と向き合うためのヒントを説く。

無料で冬期講習会

今年も残りわずかとなり、1年間の総括および新年度に向けての準備を行う時期となります。
生徒個々の勉強や成績など課題や目的は様々だと思います。
例えば・・・
○学校の成績向上
○苦手分野・科目を克服 
○勉強方法の確立
○志望校合格への準備
○各種検定対策      
○内部進学・内申対策
個別指導のDr.関塾 新川一丁目校で一人ひとりの目標・目的に応じた指導が可能です。
      
Dr.関塾の指導、個別指導とはどのようなものか知っていただくために
無料の冬期講習会〜限定20名〜を実施致します。
定員に限りがありますのでお早めにお申し込みください。

【無料冬期講習会 実施要項】
~生徒2名 対 講師1名の授業を90分×全2回~

◆科 目◆ 数学(算数)英語 国語 理科 社会 から1科目を選択
◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に90分×2回を実施(小1~小3は45分×4回)
◆学 費◆ 教材費として1,000円をいただきます
◆時間割◆ 月曜日~土曜日
         ①15:20~16:50 ②17:00~18:30
         ③18:40~20:10 ④20:20~21:50
◆コース◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース
◆内 容◆ 事前に科目・単元をご相談させていただいた上で授業を行ないます

【お勧め図書】◆京都府入試問題出典◆

『新日本古典文学大系 32』 より 「江談抄」 大江匡房 岩波書店

公の席での振舞い方、食事のマナーから漢詩文の知識まで、王朝の貴族に要求される教養は多岐に渉っていた。老人は逸話を混えて熱心に語り続ける。質問し、筆記する若きエリートたち。平安時代末期の政治を動かし、文学を主導してきた老人たちの座談の中に、書物からは窺えない貴族社会の姿が生き生きと立ち現れる。



『大人になるためのリベラルアーツ』 石井洋二郎/藤垣裕子 東京大学出版会

本当の「教養」とはなにか?「絶対に人を殺してはいけないか」「真理は1つか」など、簡単に答えの出ない問題と格闘し、異なる専門や価値観をもつ他者との対話をとおして真の「大人」になるための思考力を鍛える。東京大学による新しい教養教育の試み。

【お勧め図書】◆京都府入試問題出典◆

『ちばてつやが語る「ちばてつや」』 ちばてつや 集英社新書

『あしたのジョー』『おれは鉄兵』『のたり松太郎』『あした天気になあれ』など数々のヒット作で知られる漫画界の巨人が、自らの「作品」一つ一つに込めた熱い思いを、執筆当時の制作秘話を交えて初めて綴った。『ジョー』の中で一番描くのが難しかったキャラクターは誰か。『鉄平』の主人公の身長がだんだん小さくなっていったのはなぜか。あの名作の知られざるエピソードが満載の一冊。



『共感の人間学・序説』 山崎広光 晃洋書房

本書の第Ⅰ部では共感の概念を検討し、第Ⅱ部では、近代初期のヨーロッパ思想史から共感の思想を取り出し、第Ⅲ部は人間と社会への共感論的理解、および人間存在の共感論的分析に進むこと、いわば共感の人間学が私たちの課題であり、その考察である。

【お勧め図書】◆三重県立高校入試問題出典◆

『襷を、君に。』 蓮見恭子 光文社

熱くて、泣ける! 疾走する女子高生たちの絆を描いた、青春駅伝小説!
圧倒的な才能を持ちながら、周囲の期待に押し潰され、陸上をやめてしまった瑞希。
瑞希の美しい走りに魅せられ、陸上を始めた歩。
二人の奇跡的な出会いが、新たな風を紡ぎだす!
少女たちの葛藤と成長を描く、胸を熱くさせる駅伝小説!



『動物を守りたい君へ』 高槻成紀 岩波ジュニア新書

人がよかれと思ってすることは本当にペットのためになっているのだろうか。家畜の命をいただくということはどういうことだろう。また、野生動物を絶滅から守るにはどうしたらよいのか。さまざまな動物たちとともに生きていくために、生き物のつながりを見つけ、動物の立場から、地球の立場から考える目を養おう。



『沙石集』 無住一円 岩波文庫

『沙石集』は中世を代表する仏教説話集です。編者の僧無住は、東国の出身で、関東各地で仏教修行のあと、奈良・京都周辺の諸寺で修学を重ね、真言宗、律宗、禅宗、浄土宗など各宗派の教義の真髄を学びました。また、伊勢神宮へも数年間参宮し、後半生は尾張の長母寺に住して、この地で『沙石集』ほか数編を著し、八十七歳で没しています。その経歴が示しているように、無住は仏教の一宗に偏することなく、神道や陰陽道さえ取り入れて、信心の重要性をやさしく説いています。その無類の博識と多方面に及ぶ好奇心によって集められた説話は、中世の庶民生活、修行僧の実態、地方の珍しい話など多彩で、巧みで軽妙な語り口で描かれています。後世、『徒然草』、連歌、狂言、落語などに影響が見られます。

【お勧め図書】◆三重県立高校入試問題出典◆

『コミュニケーション力』 齋藤孝 岩波新書

豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷きと相槌、会議運営のコツなど実践的な技から、弁証法的な対話の喜び、沈黙それ自体の意味など深い考察まで、縦横に展開。



『明治秀句』 山口青邨 春秋社

近代俳句の創建者、特に子規・虚子・碧梧桐・鳴雪・漱石・紅葉・竹冷の七家を選び自在に鑑賞。今日の俳句の源流に迫る労作。俳壇の一流作家が鑑賞する名著の復刊。

【お勧め図書】◆愛知県立高校入試問題出典◆

『知的生産の技術』 梅棹忠夫 岩波新書

学校では知識は教えるけれど知識の獲得のしかたはあまり教えてくれない。メモのとり方、カードの利用法、原稿の書き方など基本的技術の訓練不足が研究能力の低下をもたらすと考える著者は、長年にわたる模索の体験と共同討論の中から確信をえて、創造的な知的生産を行なうための実践的技術についての提案を試みる。



『学びとは何か 探究人になるために』 今井むつみ 岩波新書

「学び」とは、あくなき探究のプロセスだ。たんなる知識の習得でなく、新しい知識を生み出す「発見と創造」こそ本質なのだ。本書は認知科学の視点から、生きた知識の学びについて考える。古い知識観──知識のドネルケバブ・モデル──を脱却し、自ら学ぶ力を呼び起こす、画期的な一冊。