新着情報 / お知らせ

『遠くの声に耳を澄ませて』 より 「転がる小石」 宮下奈都 新潮文庫
端々しい感性と肌理細やかな心理描写で注目される著者が紡ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。どん底の気持ちを建て直し、彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき何を護り、どんな一歩を踏み出すのか。人生の岐路に立つ人々を見守るように描く、12編の傑作短編集。
『愛する源氏物語』 俵万智 文春文庫
源氏物語には795首の和歌が登場する。ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを大きく左右する。心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、氷砂糖をなめるように味わったならば、源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。千年の時を越え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。
『園芸少年』 魚住直子 講談社
部活は園芸部。それも素人男子3人だけの。
入学間もなく、思いがけず園芸部に入部した高1男子3人。凛と芽を伸ばす植物の成長と、思春期を迎えた不器用な少年たちの姿が重なり合う、春から秋の物語。
『日本人にとって美しさとは何か』 より 「実体の美と状況の美」 高階秀爾 筑摩書房
大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。
『風味【さんじゅうまる】』 まはら三桃 講談社
中二の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。その一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品で競い合うSS‐1グランプリ参加のお誘いが舞い込んだ。超かわいい同級生に八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなった風味は、新しいお菓子作りを手伝うことにした。そこに、和菓子職人になる修業中のはずの、チャラ男の兄も加わって…。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。
『現代科学の歩き方』 池内了 河出書房新社
時間とは何か?生命とは? 宇宙の果ては……科学の最先端に手を伸ばす人々の想像をさまざまに喚起し、日常に新しい見方を与える珠玉の随筆集。ゆっくり歩いても、かなり遠くまで行けます。
『徒然草』 兼好法師 角川ソフィア文庫
人生・恋愛・政道・自然観・美意識・有職故実など、243段の話題がしばしば連想的な配列で並ぶ。無常観が流れ、尚古的な思想が著しいが、実益をもたらす技能を尊重するなど、中世の現実を見据えた視点もあわせ持っている。
『きよしこ』 より 「交差点」 重松清 新潮文庫
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
『ケータイ化する日本語』 佐藤健二 大修館書店
「ことば」は人の「光」なりき―。電話の登場からケータイの普及まで通話機器の発達は、われわれの言語空間をどう変えたか。「声」という共鳴の身体技法獲得以後の人類史をふまえ、「社会」を担う次世代に説く「ことば」の歴史社会学。
『草野心平全集』 より 「雪の朝」 草野心平
「蛙の詩人」「天の詩人」「富士山の詩人」など、さまざまな異名を持つ詩人、草野心平。
その独自の世界観とリズミカルな詩を味わってみましょう。
『孟子』 より 「離婁上」 岩波文庫
戦国時代の中国、百家争鳴の乱世に生き、孔子の教えを軸にしつつも独自の思想を展開した孟子(前372‐前289)の言行録。孟子は、人が天から与えられた本性は善であるという信念に立って、天から万人に等しく与えられたこの本性を全面的に開花させるための実践倫理を示そうとした。
『透き通った風が吹いて』 あさのあつこ 文藝春秋
野球部を引退したら、空っぽになってしまった渓哉。故郷美作を出て都会の大学に行けば、楽しい生活が待っているのかもしれない。でも、それは自分が望んでいることなのだろうか。親友の実紀は、きちんと自分の将来を見据えている。未来が見えずにいる渓哉は、ある日偶然、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。里香は美作に「逢いたい人がいる」と言うが…。モラトリアムの時期を迎えた高校生の焦燥、そして淡い恋を描く、心が澄み渡る青春小説。
『哲学者クロサキの哲学超入門』 黒崎政男 平凡社新書
日常の素朴な疑問を切り口に、趣味の世界から現代社会、カント哲学までを語り下ろす。ラジオの軽快なトークに乗せて贈る哲学入門。
『スコーレNo.4』 宮下奈都 光文社文庫
自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。
『翻訳百景』 越前敏弥 角川新書
原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか――「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。
『枕草子』 清少納言 角川ソフィア文庫
『誕生日 第7回フェリシモ文学賞 フェリシモしあわせショートショート』 より 「はやねけん」 杜蒼舟
『おはようからおやすみまでの科学』 佐倉統・古田ゆかり ちくまプリマ―新書
毎日の「便利」な生活は科学技術があってこそ。料理も洗濯も、ゲームも電話も、視点を変えると楽しい発見がたくさん。幸せに暮らすための科学との付き合い方とは。
『鑑賞 日本の名歌』 角川学芸出版
明治以降の日本の名歌を、「自然」「生活」「人生」「社会」「恋」などのテーマにわけて、作品の背景や作者紹介、鑑賞のポイントなどを詳しく紹介。好きなときに好きなところから読める名歌鑑賞本の決定版。
『おしょりん』 藤岡陽子 ポプラ社
明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。
『深く、速く、考える。』 稲垣公夫 クロスメディア・パブリッシング
正解へのルートが一瞬で浮かぶ!短時間で深く考えるための“深速思考”のトレーニング。トヨタ式A3報告書研修から生まれたノウハウ。
『大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳②生と夢』 佐藤文香 ゆまに書房
まるでゼリーのように、やわらかい思春期のこころ。そのこころに種をまくように、苗を植えるように伝えたい言葉たち。彼らのよろこびや悲しみ、さびしさや怒り、恐れと祈り……このアンソロジーには、彼らが空を見上げて立ち上がるための、強く愛しい言葉が響きあっている。
『駅伝ランナー』 佐藤いつ子 角川文庫
12歳の走哉は、脚が速いわけではなかったが、走ることが好きだった。地区駅伝の大会でクラスから参加するヒロシのチームに勇気を出して声をかけるが、「補欠なら…」と返されてしまう。悔しさを必死に呑み込み、毎朝自主トレを続ける走哉。そして大会当日、チームにアクシデントが起きて…!才能は全ての人が授かるわけじゃない。でも、あきらめない!あさのあつこ氏驚愕の、新人デビュー。心が奮う青春駅伝小説!
『〈自分らしさ〉って何だろう?』 榎本博明 ちくまプリマ―新書
思春期になると誰しも“自分らしさ”の問題に頭を悩ませる。答えを見出しにくい現代において、どうすれば自分らしく生きていけるのか。心理学者が自分自身と向き合うためのヒントを説く。
今年も残りわずかとなり、1年間の総括および新年度に向けての準備を行う時期となります。
生徒個々の勉強や成績など課題や目的は様々だと思います。
例えば・・・
○学校の成績向上
○苦手分野・科目を克服
○勉強方法の確立
○志望校合格への準備
○各種検定対策
○内部進学・内申対策
個別指導のDr.関塾 新川一丁目校で一人ひとりの目標・目的に応じた指導が可能です。
Dr.関塾の指導、個別指導とはどのようなものか知っていただくために
無料の冬期講習会〜限定20名〜を実施致します。
定員に限りがありますのでお早めにお申し込みください。
【無料冬期講習会 実施要項】
~生徒2名 対 講師1名の授業を90分×全2回~
◆科 目◆ 数学(算数)英語 国語 理科 社会 から1科目を選択
◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に90分×2回を実施(小1~小3は45分×4回)
◆学 費◆ 教材費として1,000円をいただきます
◆時間割◆ 月曜日~土曜日
①15:20~16:50 ②17:00~18:30
③18:40~20:10 ④20:20~21:50
◆コース◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース
◆内 容◆ 事前に科目・単元をご相談させていただいた上で授業を行ないます