新着情報 / お知らせ

『脳には妙なクセがある』 池谷裕二 新潮文庫
コミュニケーション最強の武器となる笑顔は、“楽しい”を表すのではなく、笑顔を作ると楽しくなるという逆因果。脳は身体行動に感情を後づけしているのだ。姿勢を正せば自信が持てるのもその一例。背筋を伸ばして書いた内容のほうが、背中を丸めて書いたものよりも確信度が高いという─。
とても人間的な脳の本性の「クセ」を理解し、快適に生きるため、気鋭の脳研究者が解説する最新知見!
『ひかりの魔女』 山本甲士 双葉社
うちのばあちゃんって一体何者!?
浪人生の真崎光一は、一緒に住み始めた祖母が、方々で先生と慕われることに驚く。どうやら昔から色々な人を幸せにしてきたらしいのだ。実際、家族の抱える諸問題もいつの間にか解決してしまった。光一は目撃する。ばあちゃんの作るびっくりするほど美味しい料理や「優しいうそ」の力がもたらした信じがたい奇跡を―。
「こんな人がいてくれたら」ワンダフルでスペシャルなおばあちゃんが惹き起こす幸せの物語。
『耳嚢(みみぶくろ)』 根岸鎮衛 岩波文庫
江戸中期に奉行職を歴任した根岸鎮衛(しずもり)が同僚や古老の話を書き留めた随筆集。猫が人に化けた話、安倍川餅の由来、塩漬にされた河童の事、都で欺(あざむ)かれた好色漢(こうしょくかん)の話等々、珍談・奇談を満載した世間話の集大成。
*好色漢=色事(いろごと=男女間の恋愛に関すること)の好きな男
『人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか』 池上高志/石黒浩 講談社
数年後、われわれの世界認識は、今とどのくらい変わっているだろうか。
人工生命やアンドロイドと暮らす未来は、すぐ近くまで来ている。
人間の制約を取り払い、なお「人間」であるとはどういうことか?
爆発的な技術進化の時代の、「明日」の考え方。
『一九戯作旅』 野口卓 講談社文庫
物書きになろうと三十歳を目前に江戸に出た十返舎一九は、『東海道中膝栗毛』で人気戯作者となり、原稿料だけで生活する本邦初の作家となる。
その旅路で蔦重(つたじゅう)に励まされ、写楽(しゃらく)に嫉妬し、京伝(きょうでん)を羨(うらや)んだ。
人は何を面白がり何を笑うのか。
飄飄(ひょうひょう)とした語り口の中に革命児の慧眼(けいがん)と心意気を見る、稀代(きたい)の流行作家の人生絵巻。
*蔦重=蔦屋(つたや)重三郎。江戸時代の代表的な出版業者。TSUTAYAの名前の由来にもなっている。
*写楽=東洲斎(とうしゅうさい)写楽。江戸時代後期の浮世絵師。
*京伝=山東(さんとう)京伝。江戸時代後期の戯作者・浮世絵師。
*慧眼=物事の本質を鋭く見抜く力。
*稀代=世にまれなこと。めったにないこと。
『とおい夏の日 四万十川ものがたり』 笹山久三 河出書房新社
世の中にはケンカしなくちゃいけない時もある。
弱虫してたら人を傷つけることだってあるんだ!
貧しいが温かな家族の中でいじめられっこが成長していく姿を豊かな自然と共に描く―。こどもから大人まで世代を超えて味わえる新しいものがたりの誕生。
『学びとは何か 〈探究人〉になるために』 今井むつみ 岩波新書
「学び」とは、あくなき探究のプロセスだ。たんなる知識の習得でなく、新しい知識を生み出す「発見と創造」こそ本質なのだ。本書は認知科学の視点から、生きた知識の学びについて考える。古い知識観を脱却し、自ら学ぶ力を呼び起こす、画期的な一冊。
『きのふはけふの物語』 宮尾與男/訳注 講談社学術文庫
近世初期に成立した笑話集。古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し、楽しまれた噺の数々。「仮名草子中一、二を争うベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には当時の民衆の笑いの感覚が表れている。
身近なうつけの者の噺、艶笑・男色の噺、尾篭な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集。
『論語』 孔子 岩波文庫
古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録したもの。人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。
*「四書」とは?
『大学』『論語』『孟子』『中庸』の4種類の書物をいう。
『14歳の水平線』 椰月美智子 双葉文庫
好きなサッカー部も辞めてしまった中2の加奈太。最近、息子の気持ちが掴めない征人。
夏休み、そんな父子が征人の故郷の島にやって来た。加奈太はキャンプで出会った子供達と交流を深める。
30年前の夏、中2の征人。父親が漁から戻らない。
息子と父親、そしてかつて少年だった父親の視点で交互に描く、青春&家族小説の感動傑作!
『学問のツバサ 13歳からの大学授業』 より 「生物の進化から見た人間観」 佐倉統 水曜社
幅広いジャンルにわたる一流教授陣を迎え、中高生にありのままの講義をしてもらい、
生徒たちに本当の学びと大学に進学する意味を知ってもらうための一冊。
これから進路を決めるために中高生や保護者に読んでもらいたい内容です。
『無名草子 新潮日本古典集成』 桑原博史/校注 新潮社
『源氏物語』ほか、様々の物語や、小野小町・和泉式部などを論評しつつ、女の生き方を探る。批評文学の萌芽として特筆される、女流歌人による中世初期の異色評論。
『対話する社会へ』 暉峻淑子 岩波新書
個人の成長過程で、地域で、社会で、国家間で…あらゆる局面で、今いかに「対話」が喪(うしな)われていて、その結果何が起こっているのか。
逆に「対話」があれば、どんなことが可能になるのか。
新しい視野が開け、何年もたってから大きな解が得られる対話とは、そもそも人間にとって何なのか。
豊富な事例をもとに説く、渾身(こんしん)の警世(けいせい)の書。
*渾身…からだ全体
警世…世間に向かって警告を発すること
『史記』 司馬遷 ちくま学芸文庫
歴史書の大古典にして、生き生きとした人間の在り方を描く文学書でもある司馬遷の『史記』を、「キャリア」をテーマにして選び出し現代語訳。
帝王、英雄から、戦略家、道化、暗殺者まで、権力への距離は異なっても、それぞれの個性を発揮し、自らの力で歴史に名を残した人物たちの魅力は、現代でも色あせることはない。
適切なガイドと本物の感触を伝える訳文で『史記』の世界を案内する。
『南風吹く』 森谷明子 光文社
小市航太は瀬戸内海に浮かぶ五木島の分校に通う高校三年生。
球技部を引退した航太は、ひょんなことから俳句甲子園出場を目指す日向子のメンバー探しを手伝うことになる。
メンバー五人が揃い、本格的に俳句甲子園出場を目指すため動き始めたある日、航太の祖母が倒れてしまい…。
島で生まれ育った少年少女たちが俳句甲子園に新風を巻き起こす!
新学年がスタートして約1ヵ月、学校生活にも慣れてきた頃かと思います。
新しい環境の中で慌ただしく過ぎた1ヵ月の疲れも、
ゴールデンウィークでリフレッシュ出来たことでしょう。
一方で、休みの間に生活のリズムを崩してしまった…
勉強しようと思ってはいたけど、なかなか一歩が踏み出せない…
こういったお子さんも少なからずいると思います。
5月は学校行事や定期テストが実施される学校も多くあります。
特に定期テストは、内申点や志望校の選択にも関わることに加え、
今後の勉強方法を確立させる意味でも大変重要なものです。
しかしその対策を1人で立てて実行することは、なかなか難しいのが現実です。
そんな時は、完全個別指導のDr.関塾新川1丁目校にぜひご相談ください!
個々の課題や悩みを一緒に考え、一緒に解決していきます。
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~生徒2名対講師1名の授業を90分×全2回~
◆科 目◆ 数学(算数)英語 国語 理科 社会 から1科目を選択
◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に90分×2回を実施
◆学 費◆ 無料 ※教材費として1,000円をいただきます
◆時 間 割◆ 月曜日~土曜日
①15:20~16:50 ②17:00~18:30
③18:40~20:10 ④20:20~21:50
◆コ ― ス◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース
◆内 容◆ 事前に科目・単元をご相談させて頂いたうえで授業を行ないます
★関塾に通っているお友達や兄弟姉妹、卒塾生からの紹介は、
入塾後お二人にクオカード3,000円分プレゼント!!
『教養としての言語学』 鈴木孝夫 岩波新書
動物の伝達行動から分かる人間の言語の特質、体調が悪くても How are you?に Fine,thank you と答えるわけ、ひとりごとの時なぜ英語は自分のことを you と言うのか、など、ことばをめぐる意外な事実や見逃されてきた問題を、言語学の基本をていねいに解説しながら解き明かす。深く言語のしくみを知りたいと願う読者のための待望の1冊。
『「蒙求和歌」校注』 章剣 渓水社
平安朝以来の幼学書である唐の李瀚(りかん)の《蒙求》から250条の故事を抜き出して和訳し,各々にその内容を題材として詠んだ和歌1首を添えたもの。14巻。源光行作。1204年成立。一説に将軍源実朝に献上されたものかといい,《百詠和歌》《楽府和歌》とともに三部作を成す。中国の説話を翻訳したものとして後代の説話集に影響を与えた。
『小説すばる 2017年8月号』 より 「左手のルロイ」 香月夕花 集英社
〈著者プロフィール〉
香月夕花(かつき・ゆか)
1973年生まれ。大阪府出身。京都大学工学部卒。2013年短編「水に立つ人」で文藝春秋が主催する第93回オール讀物新人賞を受賞。
*オール讀物…株式会社文藝春秋が発行する月間娯楽小説誌
『何のために「学ぶ」のか』より「「賢くある」ということ」 鷲田清一 ちくまプリマ―新書
大事なのは知識じゃない。正解のない問いに直面したときに、考え続けるための知恵である。変化の激しい時代を生きる若い人たちへ、学びの達人たちが語る、心に響くメッセージ。
『リーチ先生』 原田マハ 集英社
日本の美を愛し続けた英国人陶芸家、バーナード・リーチ。明治42年、22歳で芸術の道を志して来日。柳宗悦、濱田庄司ら若き日本人芸術家との邂逅と友情が彼の人生を大きく突き動かしていく。明治、大正、昭和にわたり東洋と西洋の架け橋となった生涯を描く感動の“アートフィクション”
『花月草紙』 松平定信 岩波文庫
8代将軍吉宗の孫として生まれた。白河の松平家を継いで天明の凶作に自藩の難局を克服したのち、田沼意次失脚後の老中首座として寛政の改革に大いに腕をふるった楽翁松平定信の随筆集である。政界隠退後、自適の生活であって、その60年にわたる体験と信念を、あるいは花によそえ、あるいは月になぞらえて、心をこめ1句1句ものにした述作。
『うひ山ぶみ』 本居宣長 講談社学術文庫
国学の大偉人が弟子に教えた学問の要諦とは 「からごころ」を排して「やまとたましい」を堅持することで、真実の「いにしえの道」へと至ることが学問の道である。契沖に始まる国学の目的と方法を説く入門書。
『ナイスキャッチ!』 横沢彰 新日本出版社
美術部の部員は二人。放課後の静かな美術室が安らぎだった―はずなのに…!?こころは中学一年生。スケッチしていたところへ飛んできた野球のボールを、思わず両手でキャッチ!木下こころ、野球部、入りますっ!新しい野球ストーリーが始まる!
『情動の哲学入門』 信原幸弘 勁草書房
情動はときに誤り、害をもたらす。やはり理性に従って行動すべきなのか。理性的に生きることが幸福な生につながるのか。実はそうではない。情動こそが状況に相応しい行動を生み出すのであり、理性は情動の働きを調整しているというのが本当のところである。情動に着目することで新たな展開を見せる心の哲学の最前線。
『歴史とはなにか』 岡田英弘 文春新書
世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。世界は一定の方向に発展しているのではない。筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない…などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭くついた歴史の見方・捉え方。目からウロコの落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。
『窓の向こうのガーシュウィン』 宮下奈都 集英社文庫
周囲にうまく馴染めず、欠落感を抱えたまま十九年間を過ごしてきた私は、ヘルパーとして訪れた横江先生の家で、思い出の品に額をつける“額装家”の男性と出会う。他人と交わらずひっそりと生きてきた私だったが、「しあわせな景色を切り取る」という彼の言葉に惹かれて、額装の仕事を手伝うようになり―。不器用で素直な女の子が人の温かさに触れ、心を溶かされてゆく成長ものがたり。