Dr.関塾 新川1丁目校

新着情報 / お知らせ

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◆国立高校入試問題出典◆

『知のスクランブル 文理的思考の挑戦』 より 「社会を『共有』する」 
日本大学文理学部編/久保田裕之 ちくま新書

タコツボ化した現代の学問は、いまやますます細分化し、アカデミズムの全体像が見えにくくなっている。
だが日本大学文理学部には、文系・理系の学問をあわせ持つ知の世界が展開している。
人文学(哲学・史学・国文学・中国語中国文化学・英文学・独文学)、社会科学(社会学・社会福祉学・教育学・体育学・心理学・地理学)、理学(地球科学・数学・情報科学・物理学・生命科学・化学)の領域横断的な「知」を結集。
研究の最先端を紹介する。まったく新しい形の教科書
*タコツボ化=外との接触が少なく、狭いコミュニティーに居るさま
*アカデミズム=理論を重視し、学問・芸術の純粋性・正統性を守ろうとする立場



『いまさら翼といわれても』 米澤穂信 KADOKAWA

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。
夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘。
折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?



『菅原道真 詩人の運命』 藤原克己 ウェッジ選書

天神様(てんじんさま)として祀(まつ)られ、学問の神として崇敬(すうけい)されてきた菅原道真。漢詩を通し、その「人となり」を生き生きと浮び上がらせる待望の評伝。
*崇敬=あがめうやまうこと
*評伝=評論をまじえた伝記

◆西高校入試問題出典◆

『経済成長主義への訣別』 佐伯啓思 新潮選書

非難すべきは、資本主義ではなく、経済成長主義なのだ。
私たちは実に大きな「誤解」をしている。経済成長が人々を幸福にする、という思い込みだ。
すでに到達してしまった豊かな社会でこれ以上の成長至上主義を続ければ、人々の「ふつうの生活」は破壊され続けるだけなのだ。
日本を代表する社会思想家が、「人間にとって経済とは何か」を根本からとらえ直した圧倒的論考。
*訣別=きっぱり別れること。再び会うことのない別れ
*論考=論じ考察(物事を明らかにするためによく考え調べること。)すること



『ぼくのとなりにきみ』 小嶋陽太郎 ポプラ社

慎重で大人っぽいサクと、スポーツ万能で天真爛漫(てんしんらんまん)なハセは、仲良し中1男子コンビ。
夏休みの最終日、町の古墳へ冒険に出た2人は、謎の暗号を拾ってくる。
教室で解読にいそしんでいると、いつもフシギな行動が目立つ近田さんが割りこんできて、暗号調査隊に加わることに。
最初は乗り気になれないサクだったけれど、無防備な笑顔やまっすぐに歌う姿を見るうち、近田さんが気になっていく。
彼女の奇行には、どうやら秘密があるようで。
きみを助けたいと思う気持ちが、自分の弱さに気づかせてくれた。3人組が起こすキュートな奇跡!
*天真爛漫=飾らず、自然のままの姿があふれ出ているさま。
*いそしんで(いそしむ)=一所懸命にする。精を出す



『枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い』 山本淳子 朝日選書

藤原道長を恐れさせ、紫式部を苛立たせた書。
それが随筆の傑作「枕草子」だ。
権勢を極めた道長が、なぜ、政敵方のこの書を潰さなかったのか。
「枕草子」執筆に込められた、清少納言の戦略とは?
冒頭の「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは?
あらゆる謎を解き明かす、まったく新しい「枕草子」論。
*権勢=権力を握っていて威勢のいいこと
*政敵=政治上で意見を対立させ、争っている相手

◆日比谷高校入試問題出典◆

『世界史の臨界』 西谷修 岩波書店

何が終ったのか。グローバルな一元化に向かう世界の現在を、千年のスケールで批判的に解剖する。
民族の軸によって「歴史の主体」たろうとすることでも、イデオロギー崩壊後の勝利の歌にくみするのでもない、生きられる「現在」=歴史のヴィジョンとは。
*一元化=いくつかに分かれている問題や機構・組織などを統一すること。
*イデオロギー=政治や社会に対する考え方のこと。

『羊と鋼の森』 宮下奈都 文春文庫
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅(み)せられた外村は、念願の調律師として働き始める。
ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく。
一人の青年が成長する姿を温かく静謐(せいひつ)な筆致(ひっち)で描いた感動作。
*静謐=静かで落ち着いていること。
*筆致=文字・文章・絵などの書きぶり。

『古代和歌の世界』 鈴木日出男 ちくま新書

個人的な情感をうたう和歌。しかし万葉の昔より、和歌を詠(よ)む営みは世界から隔絶された孤独なものでなく、むしろ共同作業的な色彩が強いものだった。
本書は、万葉集から新古今集までの古代和歌を中心に、日本の短詩形文学の共同性に焦点をあてる。
様々な人間関係のなかで生み出された類歌や歌言葉、掛詞(かけことば)や見立てなど、表現技法が歴史のなかに蓄積されて和歌を支えるさまを、見事に描きだす。
古代文学研究の第一人者が、日本の短詩形文学がもつ様式美の源泉に迫り、その構造と成立過程を丹念に説く明快な入門書。
*類歌=発想や表現がよく似ている歌。
*掛詞=一つの言葉に二つ以上の意味を持たせたもの。
*見立て=あることを別のことばで、たとえる表現。

【お勧め図書】◆北海道入試問題出典◆

『リーチ先生』 原田マハ 集英社

日本の美を愛し続けた英国人陶芸家、バーナード・リーチ。明治42年、22歳で芸術の道を志して来日。
柳宗悦(やなぎむねよし)、濱田庄司(はまだしょうじ)ら若き日本人芸術家との邂逅(かいこう)と友情が彼の人生を大きく突き動かしていく。
明治、大正、昭和にわたり東洋と西洋の架け橋となった生涯を描く感動の”アートフィクション”
*邂逅=思いがけなく会うこと。めぐりあい。



『伊曾保(いそほ)物語』 岩波文庫

「イソップ寓話(ぐうわ)集」は、江戸初期以来、各種の木版本(もくはんぼん)『伊曾保物語』の出版により広く日本にも普及した。
「イソップ寓話集」を、江戸時代の人々と同様にやさしい文語文で読み、浮世絵師描くところの挿絵とともに味わう一冊。
*寓話=擬人化した動物などを主人公に、教訓や風刺を織りこんだ物語
*木版本=各ページの挿絵と本文の両方を一緒にした版木(はんぎ)から印刷した本
*版木=文字や絵などを彫刻した木版
*文語文=文章を書くときに用いられる、日常の話し言葉とは異なった独自の言葉で書かれた文章



『どうぶつ博士中川志郎のほのぼの』 中川志郎 同文書院

読んだら、オドロいた。
動物園に100回行っても気付かないことがある。ラクダが笑い、パンダが恋をする…。
そんな話を集めてみました。動物ほのぼの物語104編を収録。

【お勧め図書】◆青森県入試問題出典◆

『巣だちの季節』 より 「運動会」 木村富美子 現代随筆選書

日本随筆家協会賞受賞作の『ランドセル』をはじめ、心にしみる佳品の数々を収録。
忘れていた心の襞(ひだ)の奥底を思い出させてくれる好随筆集。
*忘れていた心の襞の奥底を思い出させてくれる=懐かしい気持ちになるというようなこと

目次
『サザエさん』のなかに
コタツ
軽石
鶏なべ
赤毛のふみ
わたあめ
ちゃぶだい
赤い長靴
風呂
七夕
運動会
一瞬の記憶
ランドセル〔ほか〕



『「はじまり」を探る』 より 「ヒトの『はじまり』」 長谷川眞理子 東京大学出版会

私たちはどこから来てどこへ行くのか、新しい質の創造はなぜ生じたのか。
宇宙の起源から人類の文化発祥にいたるまで、あらゆる事象には必ず「はじまり」がある。
その創造と発展の根源的理由に、文系・理系を超えた幅広い視点から一流の執筆陣が迫る。
「はじまり」を探る終わりのない旅へようこそ。



『十八史略(じゅうはっしりゃく)』 曾先之(そうせんし) ちくま学芸文庫

『十八史略』は『史記』や『漢書』『三国史』等、中国の十八の正史(せいし)を簡潔にまとめた書物。
古代から南宋滅亡までの流れをざっとつかむことができる。
日本でも古くより広く親しまれてきたが、中国史の概説書(がいせつしょ)としても、中国古典の入門書としても楽しめる構成。
*正史=主に国家によって公式に編纂された王朝の歴史書のこと
*編纂=多くの文献をあつめ、それに基づいて、新しく記述すること
*概説書=全体を説明している書物

【お勧め図書】◆岩手県入試問題出典◆

『あぐり☆サイエンスクラブ』 堀米薫 新日本出版社

私立中学受験をあきらめ、ちゅうぶらりんな日々を送っていた五年生の学。ある日、ぐうぜん「あぐり☆サイエンスクラブ員募集」のチラシをひろう。
「野外活動。合宿あり」
おもしろいことが待っていそうな予感。
学は早速入会を申し込むが、なんとクラブは一年かけて米作りを経験する「田んぼクラブ」だった!



『はじめてのサイエンス』 池上彰 NHK出版新書

いま、学ぶべきサイエンスとは何か?
「物理」「化学」「生物」「医学」「地学」「環境問題」6科目のエッセンスを講義形式で明快に説く、池上彰初の科学入門。
核兵器から原発、水素エネルギーから再生医療、首都直下地震から地球温暖化まで、ニュースの核心がスッキリ分かる決定版。
科学とは「疑うこと」から始まります!



『NASAより宇宙に近い町工場』 植松努 ディスカヴァー・トゥエンティワン

累計6万部を突破!
「日本一感動する講演会」と呼ばれている講演が本になりました。
北海道赤平(あかびら)市という小さな町で小さな工場を営みつつ、宇宙ロケット開発に情熱を注ぐ著者が、
本業もロケット開発も成功させている自らの体験を通して
「みんなが夢を持ち、工夫をして『よりよく』を求める社会をつくること」を提唱します。
感動と勇気を与えてくれる一冊です。



『日本名詩選2 「昭和戦前篇」』 より 村野四郎 「鉄棒」 西原大輔 笠間書院

<詩人紹介>
村野四郎(むらのしろう)
東京府北多摩郡(現東京都府中市)出身。
ドイツ近代詩の影響を受け、事物を冷静に見つめて感傷を表さない客観的な美を作り出した。
詩集『罠』でデビュー。『体操詩集』(1939年)では、スポーツを題材にした詩に1936年ベルリンオリンピックの写真を組み合わせた斬新さと新鮮な感覚が注目を浴びた。



『韓非子(かんびし)』 韓非 岩波文庫

中国古代の法家思想の大成者とされる戦国末期の思想家韓非とその継承者の論著(ろんちょ)の集成。
人間とは自分の利益を追求する存在であるという非情な人間観から、歯切れのよい文章で、法律・刑罰を政治の基礎だと説いてゆく。
秦の始皇帝の法律万能の思想こそ、この法家思想であった。また、伝説・寓話(ぐうわ)に満ちた書としても有名である。
*法家思想=厳格な法という定まった基準によって国家を治めるべしという考え
*寓話=擬人化した動物などを主人公に、教訓や風刺を織りこんだ物語

【お勧め図書】◆秋田県入試問題出典◆

『悟浄出立』 万城目学 新潮文庫

俺はもう、誰かの脇役ではない。深化したマキメワールド、開幕!
砂漠の中、悟浄(ごしょう)は隊列の一番後ろを歩いていた。
どうして俺はいつも、他の奴らの活躍を横目で見ているだけなんだ?
でもある出来事をきっかけに、彼の心がほんの少し動き始める。
西遊記の沙悟浄(さごしょう)、三国志の趙雲(ちょううん)、司馬遷(しばせん)に見向きもされないその娘。
中国の古典に現れる脇役たちに焦点を当て、人生の見方まで変えてしまう連作集。
*「マキメワールド」の“マキメ”=著者の苗字。



『塑(そ)する思考』 佐藤卓 新潮社

デザインの本質は、物や事をカッコよく飾る付加価値ではありません。
あらゆる物や事の真の価値を、あらゆる人間の暮しへと繋ぐ「水のような」ものなのです。
デザインの第一線で活躍する著者が、全身で柔軟に思考する22章。
デザインを介して検証する人の営み。



『平家物語』 角川ソフィア文庫

12世紀末、6年間に及ぶ源平の争乱は幕を閉じた。
戦いの中にある愛と死のドラマ、人間の哀歓(あいかん)を描く、大戦記である「平家物語」。
この壮大な歴史ロマンをしっかり理解するための一冊。
*哀歓=かなしみとよろこび。

【お勧め図書】◆秋田県入試問題出典◆

『ジヴェルニーの食卓』 原田マハ 集英社文庫

モネ、マティス、ドガ、セザンヌという4人の印象派の巨匠たちの、創作の秘密と人生を鮮やかに切り取った短編集。
ジヴェルニー(フランス)に移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。
身を持ち崩したパトロン一家を引き取り、制作を続けた彼の目には何が映っていたのか。
語り手は画家の身近にいた女性たち。美術史や評伝から見えてこない画家の素顔や心情が、キュレーターの経験がある作家の想像力によって色鮮やかによみがえる。
*キュレーター=博物館や美術館で研究・収集・展示・保存・管理などを行う役の人。学芸員。



『アンドロイドは人間になれるか』 石黒浩 文春新書

天才ロボット工学者・石黒浩とアンドロイドが、あなたの「常識」を覆す!
TVで人気のマツコ・デラックスさんそっくりのアンドロイド、マツコロイド。リアルさを追求するために毛穴を20万個持つマツコロイド──その生みの親が「世界を変える8人の天才」に選出されたこともある世界的ロボット工学者、石黒浩・大阪大学特別教授である。
美人すぎるアンドロイド・エリカ、不気味な外見なのになぜか人を虜(とりこ)にするテレノイド、人間国宝の故・桂米朝(かつらべいちょう)さんの名人芸を永久保存した米朝アンドロイド、自分そっくりのアンドロイド・通称イシグロイド……
世間の度肝を抜く斬新な発想で注目を集めてきた鬼才・石黒は、子どもの頃、「人の気持ち」がわからない子どもだったという。
大人になった今でもその正体がわからず、「人の気持ち」の謎を知りたいという思いから人工知能の研究、そしてアンドロイド開発・研究へと足を踏み入れた。
アンドロイドが教えてくれる「人の気持ち」や「人間らしさ」の正体とは?今まで常識と信じて疑わなかったことが次々と覆(くつがえ)されていく様は鳥肌が立つほど面白く、またちょっと不気味でもある。
アンドロイドやロボットは、近い将来、必ずあなたの隣人(りんじん)となる。手塚治虫やSFが描いた未来はすぐそこまで来ている。最先端の場所に常に身を置く石黒浩の見ている未来をお見せしようではないか。
人間存在の本質に迫る興奮の知的アドベンチャー。これはもはや哲学だ!



『おくのほそ道』 松尾芭蕉 角川ソフィア文庫

元禄2年(1689)江戸からの旅立ちにあたり「行く春や」と詠んだ芭蕉は大垣(おおがき)の地で「行く秋ぞ」と詠んで旅を終える。
実際の旅を日々記録した曾良(そら)の「随行日記(ずいこうにっき)」との相違が示すように、『おくのほそ道』は旅の事実からは独立した一つの文芸作品である。芭蕉が体験的事実からどのようにして詩的幻想の世界を描き出していったか、その創作の秘密を探る。
*曾良=河合曾良。江戸時代中期の俳諧師(はいかいし)。

【お勧め図書】◆新潟県入試問題出典◆

『香菜とななつの秘密』 福田隆浩 講談社

小学校5年の香菜は幼い頃から、引っ込み思案で恥ずかしがり屋で、人前で話すことが苦手だった。
心配をした母が「ことばの教室」に通わせてくれて、高学年になるころには教室で発表したり友だちに話しかけたりもできるようになっていた。
それでも聞き上手で慎重な性格は変わることはなく、学校の中でも通学路でもいつもいろいろな事に耳をすませて観察をするので、皆が気がつかないことにも気がついてしまうのだ。
引っ込み思案な香菜が”聞き上手”と”観察眼”を武器に学校のいろいろな秘密を見つけ出し、友だちと一緒に解決していく、ほんわりとあたたかい学校ミステリー。

【お勧め図書】◆新潟県入試問題出典◆

『悠久の時を旅する』 星野道夫 クレヴィス

少年のころから北の自然に憧れ、極北の大地アラスカに生きた星野道夫。
取材中に事故で亡くなり、亡後16年を経た現在においても、心を打つ大自然や動物の写真と美しい文章で、多くのファンを魅了しています。
本書では、未発表を含む写真229点とエッセイ32編を収載し、一枚の写真によって導かれたアラスカとの出会いから、急逝まで24年間の星野道夫の軌跡を辿ります。



『科学・技術と現代社会』 池内了 みすず書房

1995年、それまで宇宙物理学を専門としてきた著者は、阪神・淡路大震災、オウム真理教事件、高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏出事故の発生をみるにおよんで、科学・技術・社会論に自分の足場を移した。
科学と技術がいかにして科学・技術という一セットになったのか、それらは社会とどう影響を互いに及ぼしあっているのか、そこからどのような問題が新たに生じているか。
専門家としての科学者は社会に開かれていなければならない。
以後の著者の歩みは、科学者の社会的責任とつねに一対をなしていた。
本書は2007-2012年、総合研究大学院大学で足かけ6年にわたって行われた講義録をもとに再構成したもので、文字通り著者のライフワークを記す。
全2巻・800頁近いこの大著には、著者が見・考え・実践してきたすべてが映し出されている。
*およんで:物事が続いたり広がったりして、ある所・範囲に届く