Dr.関塾 新川1丁目校

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【お勧め図書】◆墨田川高校入試問題出典◆

『ジュニア版日本文学名作選 18 末っ子物語』 より 「トラの話」 尾崎一雄 偕成社

著者略歴
1899~1983。小説家。三重の生まれ。志賀直哉に師事(しじ)。ユーモラスな独自の筆致(ひっち)の昭和期の代表的な私小説家。
「暢気眼鏡(のんきめがね)」で芥川賞を受賞。
他に「虫のいろいろ」「あの日この日」など。文化勲章受章。
*師事=師(先生)として尊敬し、教えを受けること。
*筆致=文字・文章・絵などの書きぶり。
**書きぶり=(文字を)書くときのようす。また、書かれた(文字の)ようす。



『新しい学力』 齋藤孝 岩波新書

2020年に予定されている文科省学習指導要領の大改訂。
「新しい学力観」に沿った教育現場の改革はすでに始まっている。
教科の再編、アクティブ・ラーニングの導入、評価基準の変化など…。
大きな変化の中で、本当に求められる「真の学力」とは何だろうか?
教師も親も学生も必読、人を育てる教育への、熱意あふれる提言の書!
*アクティブ・ラーニング=生徒が受動的となってしまう授業を行うのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法。
**受動的=自分の意志からでなく、他に動かされてするさま。
**能動的=自分から他へはたらきかけるさま。



『読みなおす 日本の原風景(げんふうけい)』 森朝男 はなわ新書

古事記・日本書紀・万葉集・風土記から源氏物語へそして西行(さいぎょう)・道元(どうげん)・芭蕉(ばしょう)・蕪村(ぶそん)・良寛(りょうかん)まで。
神話・物語・和歌・俳諧、さらに仏教書・芸道(げいどう)書などにわたり古典文学史の歩みが育んだ自然観を読み解く。
*原風景=変化する以前の懐(なつか)しい風景。
*西行〜良寛=人の名前
*芸道=日本の伝統芸能。茶道、華道など。

【お勧め図書】◆国分寺高校入試問題出典◆

『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』 より 「冬の午後」 梨木香歩 新潮社

自分を生き抜く力を伝える、ロングベストセラー小説の愛蔵(あいぞう)決定版。
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、夏のひと月をママのママ、西の魔女と呼ぶおばあちゃんと共に暮す。
感受性が強く生きにくいと言われたまいは、その性質を抱えて生きるために魔女修行に取り組む。
初刊から23年を経て、書下ろし短篇おばあちゃんのモノローグ「かまどに小枝を」等表題作に繫がる三作も収録。
*愛蔵=好きで、しまっておくこと。
*モノローグ=登場人物が相手なしに一人で独立した台詞をいう演出・表現、およびその台詞自体を指す。



『湯川秀樹 詩と科学』 より 「科学と哲学のつながり」 湯川秀樹 平凡社

日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹は「科学界の詩人」と呼ばれ、端正(たんせい)な文章で人々を魅了した。
鋭い観察眼と人間愛光る名随筆。
*端正=行儀や姿などが整っていて立派なこと。
*随筆=心に浮かんだ事、見聞きした事などを筆にまかせて書いた文章。そういう文体の作品。



『精選女性随筆集 第七巻 白洲正子(しらすまさこ)』 より 「西行(さいぎょう)のゆくえ」 白洲正子 文藝春秋

名門にうまれ、女性として初めて能舞台に立ち、各地に巡礼(じゅんれい)の旅に赴(おもむ)いた。
そして一流の文化人と交流した。
膨大な仕事の軌跡(きせき)を辿(たど)る。
*西行=人物名。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人。
*巡礼=聖地を参拝してまわること。
**聖地=宗教的に重要な意味のある場所、神聖とされている場所
*赴いた(赴く)=ある場所・方角に向かって行く。
*軌跡=たどって来た道筋。



『新潮日本古典集成 山家集(さんかしゅう)』 西行 新潮社

花と月をこよなく愛し、旅にひとりさすらう。
和歌の独自の境地を極め、ときには痛切(つうせつ)な恋の歌を詠(よ)む。
生得(せいとく)の歌人と賞賛された西行の千五百首。
*さすらう=どこというあてもなく、また、定まった目的もなく歩きまわる。
*痛切=身にしみて強く感じること。
*生得=生まれながらにしてそういう性質を持っていること。

【お勧め図書】◆立川高校入試問題出典◆

『違和感から始まる社会学 日常性のフィールドワークへの招待』 好井裕明 光文社新書
*フィールドワーク=ある調査対象について研究をする際に、そのテーマに即した場所(現地)を実際に訪れ、その対象を直接観察し、関係者には聞き取り調査やアンケート調査を行い、そして現地での史料・資料の採取を行うこと。

スマホを手放せない私たちの身体は社会をどう変えるのか?
日常の小さな亀裂から問題を発見し、読み解く力とセンスとは?
思いこみ、決めつけの知に囚(とら)われている自分自身をふり返り、日常を“異なるもの”として見直す。



『よこまち余話(よわ)』 木内昇 中央公論新社

その路地は秘密を抱いている。
ここは、「この世」の境が溶け出す場所。
お針子(はりこ)の齣江(こまえ)、“影”と話す少年、皮肉屋の老婆らが暮らす長屋(ながや)。
あやかしの鈴が響くとき、押し入れに芸者が現れ、天狗がお告げをもたらす。
*針子=呉服(和服の織物)店などで、裁縫の仕事をする娘
*齣江=登場人物名。
*あやかし=妖怪。



『日本人はなぜ、五七五七七の歌を愛してきたのか』 より
「源俊頼(としより)から藤原俊成(としなり)・定家(ていか)へ」 錦仁 編/中村文 笠間書院

「万葉集」から今日まで約一三〇〇年、日本人は三一文字の歌を止めようとしない。
この短い表現形式を愛して止まないのはなぜか。

【お勧め図書】◆青山高校入試問題出典◆

『高校生のための哲学入門』 長谷川宏 ちくま新書

「自分」とは、「社会」とは。
私たちの「生きにくさ」はどこから来ているのか。
難解な語を排し、日常の言葉で綴(つづ)る待望の哲学入門。



『木骨(もっこつ)記』 市原麻里子 新人物往来社

江戸中期、木造人骨“身幹儀(しんかんぎ)”製作に取り組んだ芸州広島の医師・星野良悦(りょうえつ)と木工芸師・原田孝次の苦闘とその生涯を描く渾身(こんしん)の長篇(ちょうへん)力作。
*身幹儀=木製の人体骨格模型。
*芸州=芸州藩=広島藩(=江戸時代の広島地方を領有**した藩)
**領有=領地として持つこと。
*渾身の=全力の。



『古今和歌集入門ことばと謎』 佐々木隆 国書刊行会

日本人の心と感性のふるさと古今集。
ことばに秘められた和歌の魅力の世界にあなたを誘う。
日本の千年の伝統文化となった「古今和歌集」の物語る歌たち。

【お勧め図書】◆新宿高校入試問題出典◆

『遠くの声に耳を澄ませて』 より 「白い足袋」 宮下奈都 新潮文庫

端々(みずみず)しい感性と肌理(きめ)細やかな心理描写で注目される著者が紡(つむ)ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。
看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。
どん底の気持ちを建て直し、彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき何を護(まも)り、どんな一歩を踏み出すのか。
人生の岐路(きろ)に立つ人々を見守るように描く、12編の傑作短編集。
*紡ぎ出す=細やかな作業によって言葉や作品を形にしていくこと。
*岐路=分かれ道。将来が決まるような重大な場面。



『衣服は肉体になにを与えたか 現代モードの社会学』 北山晴一 朝日選書

本書では、衣服と身体との関係を、あるときは歴史的、文明学的な角度から、また、あるときは社会学的な、あるいは世相(せそう)論的な角度から、という具合に、いわばマクロとミクロの両方から考えてみた。
衣服の構造と人間の欲望の諸相(しょそう)、肉体の解放への闘い、当然ながらファッションやデザイナーの仕事、制服や化粧品のこと、さらには性・セクシュアリティ、ジェンダーのこと、そして人間のもつ社会との交流回路である五感をめぐる諸問題をも扱うべく努めた。
*世相=世の中のありさま。社会のようす。
*ミクロとマクロ=狭い視点と広い視点。
*諸相=いろいろな姿や様子。
*ジェンダー=性別に基づいて社会的に要求される役割などの社会的性差を指す言葉



『ともに読む古典 中世文学編』 より 「詩人は最高の教師でもあった」 山中玲子 笠間書院

古典・古文が苦手だと思っているあなたへ語り継ぐ、古典文学の世界。
古典文学の魅力を伝えたくてたまらない研究者と、生徒を前にして、古文の面白さや学ぶ意義をわかってもらおうと日々奮闘している、現場教員たちとのコラボレーションで贈る前代未聞の本。
研究者の本気と現場の教師の本気で、古典の魅力を届けます!

『新編 日本古典文学全集 「連歌論集 能楽論集 俳論集」』 小学館

中世から近世に花開いた座の文芸、連歌・俳諧。そして、日本独特の芸能、能・狂言。
それらの隆盛(りゅうせい)とともに、その理論的解説書も数多く登場した。
二条良基(にじょうよしもと)、世阿弥(ぜあみ)、去来(きょらい)、土芳(とほう)ら、新しい文化の創造につくした先達(せんだつ)に今、何を学ぶべきか。
*隆盛=勢いが盛んなこと。
*先達=他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導く人。
*去来=向井去来
*土芳=服部土芳

都立高校 合同説明会のお知らせ

東京都教育委員会にて、受験生・保護者の方を対象とした
『都立高等学校等合同説明会』が開催されます。

合同説明会では、学校ごとに個別の相談コーナーが設けられ
生徒・保護者は希望する学校の教職員と、面談形式で進学相談などができます。
また、今年度より新たに、都立高校を特色別に説明する「全体説明会」や
専門高校で学ぶ内容が分かる展示「専門高校魅力発信コーナー」も設置されます。

【 第1回 】
10/28(日) 10:00 ~ 16:00
会場:晴海総合高校(都内東部地域に所在する学校を中心に、72校参加予定)

【 第2回 】
11/4(日) 10:00 ~ 16:00
会場:立川高校(多摩地域に所在する学校を中心に、80校参加予定)

【 第3回 】
11/11(日) 10:00 ~ 16:00
会場:新宿高校(都内中部地域に所在する学校を中心に、101校参加予定)

入場無料、事前予約は必要ありません。
ご興味ある方はぜひ参加してみてください。

◆八王子東高入試問題出典◆

『哲学の使い方』 鷲田清一 岩波新書

「答えがすぐには出ない、答えが複数ありうる、いや答えがあるかどうかもよくわからない」
そんな息苦しさを抱えた時代に、社会生活において、人生において、私たちは哲学をどう「使う」ことができるのか?
《初期設定》からの問いかえしを試み、新たな見晴らしよい世界のありかたを求め描く、著者渾身(こんしん)の書き下ろし。
*渾身の=全力の。全身全霊の。



『おらんだ帽子』 より 「影」 三浦哲郎 講談社文芸文庫

たばこのヤニから作る“おふくろ”の妙薬(みょうやく)。
奇病から髪の毛を失った母親へ、オランダで買った帽子。
重なる心痛を耐え生き抜いて来た老母や肉親を描き、生きてあることの哀しみの源へ、真にあたたかな光を送る、短篇の名手・三浦哲郎の珠玉(しゅぎょく)の名短篇集。
*妙薬=不思議なほどよく利く薬。
*珠玉=比喩的に、尊いもの、美しいもの、賞すべきもの。



『新唐詩選』 吉川幸次郎/三好達治 岩波新書

中国の詩は、世界の詩のなかでも最も美しいものの一つである。
とりわけ唐代は、李白(りはく)や杜甫(とほ)をはじめとして、多くのすぐれた詩人が輩出した時代であった。
中国の詩に親しもうとする若い世代のために、中国文学者と詩人の二人の著者が協力して、主要な唐詩の読解とその味わい方を懇切(こんせつ)に説いた唐詩の世界への案内。
*懇切=細かいところまで心が行き届いて親切なこと。

◆八王子東高入試問題出典◆

『時を編む人間 人文科学の時間論』 より 「〈交差〉としての時間」
  田山忠行/編著 北海道大学出版会

時間とは何であり、人は時間とどのような関わりを持って生きているのでしょうか。
本書では、時を超えて多くの人々が興味を抱き思索してきた「時間」をテーマに、哲学、歴史学、考古学、言語学、心理学、行動科学など人文科学のさまざまな専門家が話題を提供します。
読み進めるうちにこれら学問の広さと奥行きの深さに触れ、その魅力に気づくことでしょう。
本書を通じて、人と時間の関わりの多様な側面を知って理解を深め、限られた時間を有効活用し生活をより豊かなものにする手がかりとしていただければ幸いです。



『リーチ先生』 原田マハ 集英社

日本の美を愛し続けた英国人陶芸家、バーナード・リーチ。
明治42年、22歳で芸術の道を志して来日。
柳宗悦(やなぎむねよし)、濱田庄司(はまだしょうじ)ら若き日本人芸術家との邂逅(かいこう)と友情が彼の人生を大きく突き動かしていく。
明治、大正、昭和にわたり東洋と西洋の架け橋となった生涯を描く感動の“アートフィクション”
*邂逅=思いがけなく会うこと。めぐりあい。



『うたの水脈』 三枝昂之 而立書房

近代短歌史の根底を鮮やかに読み解く、三枝昂之(さいぐさ たかゆき)待望の労作。
目次
和歌革新のモチーフ/現代短歌のモチーフ/歌の現在へ
*モチーフ=小説・音楽・絵画などにおいて、創作の動機となった中心的な題材。
**創作=今までになかったものを創り出すこと。

◆国立高校入試問題出典◆

『知のスクランブル 文理的思考の挑戦』 より 「社会を『共有』する」 
日本大学文理学部編/久保田裕之 ちくま新書

タコツボ化した現代の学問は、いまやますます細分化し、アカデミズムの全体像が見えにくくなっている。
だが日本大学文理学部には、文系・理系の学問をあわせ持つ知の世界が展開している。
人文学(哲学・史学・国文学・中国語中国文化学・英文学・独文学)、社会科学(社会学・社会福祉学・教育学・体育学・心理学・地理学)、理学(地球科学・数学・情報科学・物理学・生命科学・化学)の領域横断的な「知」を結集。
研究の最先端を紹介する。まったく新しい形の教科書
*タコツボ化=外との接触が少なく、狭いコミュニティーに居るさま
*アカデミズム=理論を重視し、学問・芸術の純粋性・正統性を守ろうとする立場



『いまさら翼といわれても』 米澤穂信 KADOKAWA

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。
夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘。
折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?



『菅原道真 詩人の運命』 藤原克己 ウェッジ選書

天神様(てんじんさま)として祀(まつ)られ、学問の神として崇敬(すうけい)されてきた菅原道真。漢詩を通し、その「人となり」を生き生きと浮び上がらせる待望の評伝。
*崇敬=あがめうやまうこと
*評伝=評論をまじえた伝記

◆西高校入試問題出典◆

『経済成長主義への訣別』 佐伯啓思 新潮選書

非難すべきは、資本主義ではなく、経済成長主義なのだ。
私たちは実に大きな「誤解」をしている。経済成長が人々を幸福にする、という思い込みだ。
すでに到達してしまった豊かな社会でこれ以上の成長至上主義を続ければ、人々の「ふつうの生活」は破壊され続けるだけなのだ。
日本を代表する社会思想家が、「人間にとって経済とは何か」を根本からとらえ直した圧倒的論考。
*訣別=きっぱり別れること。再び会うことのない別れ
*論考=論じ考察(物事を明らかにするためによく考え調べること。)すること



『ぼくのとなりにきみ』 小嶋陽太郎 ポプラ社

慎重で大人っぽいサクと、スポーツ万能で天真爛漫(てんしんらんまん)なハセは、仲良し中1男子コンビ。
夏休みの最終日、町の古墳へ冒険に出た2人は、謎の暗号を拾ってくる。
教室で解読にいそしんでいると、いつもフシギな行動が目立つ近田さんが割りこんできて、暗号調査隊に加わることに。
最初は乗り気になれないサクだったけれど、無防備な笑顔やまっすぐに歌う姿を見るうち、近田さんが気になっていく。
彼女の奇行には、どうやら秘密があるようで。
きみを助けたいと思う気持ちが、自分の弱さに気づかせてくれた。3人組が起こすキュートな奇跡!
*天真爛漫=飾らず、自然のままの姿があふれ出ているさま。
*いそしんで(いそしむ)=一所懸命にする。精を出す



『枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い』 山本淳子 朝日選書

藤原道長を恐れさせ、紫式部を苛立たせた書。
それが随筆の傑作「枕草子」だ。
権勢を極めた道長が、なぜ、政敵方のこの書を潰さなかったのか。
「枕草子」執筆に込められた、清少納言の戦略とは?
冒頭の「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは?
あらゆる謎を解き明かす、まったく新しい「枕草子」論。
*権勢=権力を握っていて威勢のいいこと
*政敵=政治上で意見を対立させ、争っている相手