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【お勧め図書】◆秋田県立高校入試問題出典◆

『線は、僕を描く』 砥上 裕將((とがみ ひろまさ)講談社



小説の向こうに絵が見える! 美しさに涙あふれる読書体験
両親を交通事故で失い、喪失感(そうしつかん)の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画(すいぼくが)の巨匠(きょしょう)・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子(うちでし)にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了(みりょう)されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復(かいふく)していく。

*喪失感=大切なものを失ったときの、空虚(くうきょ)な気持ち。
**空虚=物のなかみ、または物事の内容をなす価値、あるいは心のより所が、何もないこと。からっぽ。
*水墨画=おもに墨の濃淡(のうたん)を利用して描いた絵画。中国唐代中期に始まる。
*巨匠=その方面、特に芸術の分野で際立ってすぐれた人。大家。
*内弟子=師匠(ししょう)の家に住みこんで手伝いなどしながら、その業を習う、弟子。
*魅了=すっかり相手の心を引きつけて夢中にさせてしまうこと。
*恢復=悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。



『悲観する力』 森 博嗣(もり ひろし) 幻冬舎新書



悲観(ひかん)とは「物事は予測や予定どおりには運ばない」と考えること。本書で伝えたいのは、この「思わぬこと」に対する考察(こうさつ)の重要性だ。重大な過(あやま)を繰り返すことへの歯止(はど)めは悲観することしかない。「機械は必ず壊(こわ)れる」「人間は必ず誤操作(ごそうさ)する」という工学の設計には当たり前のフェールセーフの思想が、人間の心理や感情には決定的に不足している。エラーの想定が不充分なのだ。もちろん単なる心配や諦(あきら)めは悲観ではない。「これでは駄目かもしれない」と思ったら次にどう対策するのか。豊かな社会ゆえの楽観を排(はい)し、有効な悲観の技術を伝授(でんじゅ)する。

*悲観=事態を暗い向きに見ること。
*考察=物事を明らかにするためによく考え調べること。
*過ち=思いがけずしでかした悪い事。過失。
*歯止め=事態の進行を抑えとどめる働きをするもの。
*フェイルセーフ=なんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムが『必ず故障する』ということを前提にしたものである。
*諦め=もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。
*排す=押しのける。しりぞける。
*伝授=伝え授けること。特に学問・宗教・芸道などの奥義(おうぎ)や秘事を伝え授けること。



『竹取物語』 角川ソフィア文庫



竹の中から生まれて翁(おきな)に育てられた美少女かぐや姫は、たくさんの求婚者(きゅうこんしゃ)を退(しりぞ)けて月の世界へ帰っていく。『源氏物語』に「物語の出で来はじめの祖なる竹取りの翁」と評されている、現存最古の物語。最新の研究成果による校注(こうちゅう)と、こなれた現代語訳を付(ふ)した文庫版の最高峰(さいこうほう)。資料・索引付き。

*翁=としとった男。老人の敬称。
*校注=古典などの文章を校訂し、注釈を加えること。また、その注釈。
*付す=添える。つけ加える
*最高峰=(その付近の)群山の中でいちばん高い峰。転じて、一群の中でいちばんすぐれた人・物。

【お勧め図書】◆福島県立高校入試問題出典◆

『若竹が無い』 下田 喜久美



*下田 喜久美=昭和16年12月、大阪府堺市生まれ。大阪府泉陽高等学校卒業。
日本ペンクラブ会員、日本国際詩人協会、日本児童文学者協会会員、日本詩人クラブ、21世紀創作歌曲まほろば会員、与謝野晶子研究会代表。
1973年から若い詩人たちの育成活動を通じて、優れた朗読者を送り出している。朗読文化、関西レインボウ代表、詩と童話同人誌「このて」主宰



『沙石集』 無住一円 岩波文庫



*無住 一円=鎌倉時代後期の臨済宗の僧。字(あざな)は道鏡 (暁) 。無住は号。
梶原景時(かじわらかげとき)の一族という。
**字=
(1)成年後、実名のほかにつける別名。
(2)文人・学者などが、本名以外につける別名。
**号=学者・文人・画家などが本名のほかに用いる名。



『対話をデザインする 伝わるとはどういうことか』 細川 英雄 ちくま新書



人と話をするときに、どういう言い方をするかということばかり、気にしていませんか?対話において本当に大事なことは、対話を通して伝えたいことは何か、ということです。そして、対話を通して何を伝えるのかということは、あなた自身にしか決められません。本書では、自分の「テーマ」を発見することから始めて、話題の決め方、他者とつながり他者を理解する方法、納得と合意の形成まで、生活や仕事における対話とあなた自身の“生きる目的”の関係についてわかりやすくお話ししていきます。



『十四歳日和』 水野 瑠見 講談社



いけてるグループに入れた葉子だが、本当の自分の居場所はここではないって気づいている。でも、現実は甘くなくて(『ボーダレスガール』)。たけるは、水泳クラブで小さなころからずっと芙美といっしょだった。でも芙美に好きな人ができてから、調子がおかしい!?(『夏色プール』)。軽い気持ちで応募したオーディションの一次審査に通った律。その日から、世界が変わっていくのだけれど…(『十四歳エスケープ』)。大地は、勉強を頑張っているし、人当たりだって悪くない。でもどれだけ努力しても成績は2位。謎の1位の正体は?(『星光る』)。講談社児童文学新人賞受賞作!

*いけてる=「良い」「かっこいい」という意味。

【お勧め図書】◆茨城県立高校入試問題出典◆

『月白青船山(つきしろあおふねやま)』 朽木 祥 岩波書店



夏休み、旅行の計画がふいになった兵吾と主税の兄弟は、鎌倉に住む大叔父(おおおじ)さんのお屋敷に預けられることに。二人は地元の少女、静音と知り合って遊ぶようになるが、ある日、見知らぬ谷に迷い込んでしまい…。鎌倉の歴史と伝説が彩る、本格ファンタジー。

*大叔父=親のおじ。祖父母の兄弟。



『対話をデザインする 伝わるとはどういうことか』 細川 英雄 ちくま新書



人と話をするときに、どういう言い方をするかということばかり、気にしていませんか?対話において本当に大事なことは、対話を通して伝えたいことは何か、ということです。そして、対話を通して何を伝えるのかということは、あなた自身にしか決められません。本書では、自分の「テーマ」を発見することから始めて、話題の決め方、他者とつながり他者を理解する方法、納得と合意の形成まで、生活や仕事における対話とあなた自身の“生きる目的”の関係についてわかりやすくお話ししていきます。



『山田富士郎歌集』より「アビー・ロードを夢みて」 山田 富士郎 現代短歌文庫



*山田富士郎=1950- 昭和後期-平成時代の歌人。昭和25年11月4日生まれ。俳句から短歌にうつり、昭和60年未来短歌会に入会。「アビー・ロードを夢みて」で62年角川短歌賞、平成3年現代歌人協会賞。13年「羚羊譚(かもしかたん)」で寺山修司短歌賞。知的な短歌表現を目ざす。新潟県出身。立大卒。本名は富士雄。著作に「短歌と自由」。



『馬場あき子新百歌』より「世紀」 馬場 あき子 NHK出版



馬場あき子歌集『青い夜のことば』から『渾沌(こんとん)の鬱(うつ)』まで110人の「かりん」歌人による、近作110首鑑賞。歌誌「かりん」創刊40周年記念出版。



『短歌をつくろう』 栗本 京子 岩波ジュニア新書



短歌は古めかしい?難しそう?いえいえ、そんなことはありません。この本では、五・七・五・七・七のリズムにのって、楽しく短歌をつくるテクニックをたくさん紹介。標語(ひょうご)やことわざを利用したり、昔話やレシピを短歌に翻訳(ほんやく)したり、短歌の新しい世界が広がります。短歌の魅力(みりょく)とそのつくりかたが自然に身につく短歌入門。

*標語=意見・主張などを簡潔に言い表した短い文句。モットー。スローガン。
*翻訳=ある言語で表現された文章の内容を、原文に即して他の言語に移しかえること。
*魅力=人の気持を引きつけて夢中にさせる力。

【お勧め図書】◆栃木県立高校入試問題出典◆

『長崎夜話草』 西川 如見(にしかわ じょけん) 岩波文庫



西川如見は宋学(そうがく)を修め、天文暦算(てんもんれきさん)に長じ、また先儒(せんじゅ)の諸説やヨーロッパの説を参酌(さんしゃく)して発見する所多かった江戸時代の学者。その著書20冊余のうちから撰(えら)んだこの3書は、それぞれ町人道徳、農民経済、長崎古事等を、その博識(はくしき)を駆使(くし)して通俗(つうぞく)に談話風に書かれた処世修養(しょせいしゅうよう)の書。江戸時代の道徳を知る上に見逃すことができない名著である。

*宋学=中国、宋代に出現した新儒学の総称で、主として朱子学をさす。
*天文歴算=暦に関する理論や実際の計算・作成技術について研究する天文学の一分野。
*先儒=昔の儒者。前代の儒者。
**儒者=儒学(中国古代の儒家思想を基本にした学問。)を修めた人。儒学を講じる人。儒学者。
*参酌=他のものを参考にして長所を取り入れること。
*撰ぶ=詩歌などを集め、編集して書物にまとめる。
*博識=ひろく知識があること。また、そのさま。
*駆使=追い使うこと。特に、機能・能力などを思いのままに自由自在に使うこと。
*通俗=世間一般の人々にわかりやすく親しみやすいこと。一般向きであること。
*処世=世間と交わってうまく生活していくこと。世渡り。
*修養=知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成につとめること。



『対話をデザインする 伝わるとはどういうことか』 細川 英雄 ちくま新書



人と話をするときに、どういう言い方をするかということばかり、気にしていませんか?対話において本当に大事なことは、対話を通して伝えたいことは何か、ということです。そして、対話を通して何を伝えるのかということは、あなた自身にしか決められません。本書では、自分の「テーマ」を発見することから始めて、話題の決め方、他者とつながり他者を理解する方法、納得と合意の形成まで、生活や仕事における対話とあなた自身の“生きる目的”の関係についてわかりやすくお話ししていきます。



『泣ける!ミステリー 父と子の物語』より「進水の日」 岡崎 琢磨 宝島社文庫



父には秘密がある。思わず涙する、父にまつわる5つのミステリー集!!
(中略)
岡崎琢磨「進水の日」機関士の父が船を降り、転属する決断をした。ともに船の仕事に憧れる友人とも別れることになり、憤慨する友人が取った不可解な行動の意味とは?そして、父の深い愛情とは?
(中略)
友清哲「家に帰ったら」とある夫婦が子どもを授かった。父になる決意を、男は固めるが……。彼にはとんでもない大きな秘密があった。

【お勧め図書】◆群馬県立高校入試問題出典◆

『宇宙はなぜ哲学の問題になるのか』 伊藤 邦武 ちくまプリマー新書



「宇宙に果てはあるのか」「広大な宇宙の片隅に住む私たちとは何者なのだろう」―誰もが一度はとらえられるこうした問題。プラトンもカントもウィトゲンシュタインも、その哲学の原点は宇宙への問いだった。宇宙を切り口に学ぶ、いちばんやさしい哲学入門。



『駒音高く』 佐川 光晴 実業之日本社



プロを志す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員…。勝負の世界で歩を進める七人の青春。青春・家族小説の名手(めいしゅ)が温かなまなざしで描く珠玉(しゅぎょく)の連作短編集。

*名手=すぐれた技量をもつ人。名人。
*珠玉=尊いもの、美しいもの、賞すべきものの例え。



『古本説話集』 講談社学術文庫



鎌倉時代初期成立と見られる撰者未詳(せんじゃみしょう)の無名説話(せつわ)集が昭和十八年に発見され、斯界(しかい)の耳目(じもく)を驚かせた。そして、原本が散佚(さんいつ)した『宇治大納言物語』の流れを汲(く)むこの作品は、日本古典文学の貴重な財宝となった。貫之(つらゆき)・躬恒(みつね)・和泉式部・赤染衛門(あかぞめえもん)など、王朝歌人たちの逸話(いつわ)を多く集め、宮廷文化の典雅(てんが)な世界が展開する。上巻は、和歌説話集で、世俗(せぞく)説話四十六話を収録。

*撰者=詩歌・文章・書物等の作者。また、作品をえらび集めて一つの書物にまとめる人。
*未詳=まだ詳しく知れていないこと。
*説話=人々の間に語り伝えられた話で、神話・伝説・民話などの総称。
*斯界=この(専門)社会。この分野。
*耳目=多くの人々の注意。
*散佚=まとまっていた書物・文献などが散り失せて所在がわからなくなってしまうこと。
*逸話=世間にあまり知られていない、興味のある話。エピソード。
*典雅=整っていて上品に美しいさま。
*世俗=世の中の風俗・習慣。世のならわし。



『淮南子(えなんじ/わいなんし)』 劉安 明示書



中国、前漢時代の哲学書。21編。淮南(わいなん)王劉安(りゅうあん)が編纂(へんさん)させた「鴻烈(こうれつ)」の現存する部分。道家思想を基礎に周末以来の諸家(しょか)の説を取り入れ、治乱興亡(ちらんこうぼう)・逸事(いつじ)などを体系的に記述。

*淮南=中国の、淮河以南、揚子江以北の地方。
*劉安=前漢の皇族・学者
*編纂=多くの材料を集め、またはそれに手を加えて、書物の内容をまとめること。
*鴻烈=非常に大きなてがら。
*道家=老子,荘子を代表とする諸子百家の一つ。
**諸子百家=中国の春秋戦国時代に現れた学者・学派の総称。
 諸子:孔子、老子、荘子、墨子、孟子、荀子などの人物を指す。
 百家:儒家、道家、墨家、名家、法家などの学派を指す。
*諸家=多くのいろいろな人。特に、その道の専門家・研究者として認められている人々。
*治乱興亡=世の中が治まって盛んになることと、乱れて衰えること。
*逸事=世間に知られていない隠れた事柄。

【お勧め図書】◆群馬県立高校入試問題出典◆

『無名草子』 新潮社



好評シリーズが装(よそお)いを新たに。古語辞典は不要です!昔男をめぐる珠玉(しゅぎょく)の歌物語の数々が「みやび」な世界を織(お)りなす『伊勢物語』。継母(けいぼ/ままはは)にいじめられ、「落窪(おちくぼ)の君」と呼ばれていた女君(おんなぎみ)の波瀾万丈(はらんばんじょう)の運命を描く、平安時代のシンデレラストーリー『落窪物語』。座談(ざだん)形式で、『源氏物語』や『伊勢物語』を論じ小野小町や清少納言や紫式部を批評(ひひょう)する、中世初期の異色評論『無名草子(むみょうぞうし)』。

*珠玉=美しいもの、りっぱなもののたとえ。特に、詩文などのすぐれたものを賞していう。
**賞する=ほめたたえる
*みやび=ものの趣を解(かい)し、けだかく、動作なども優美(ゆうび)なこと。
*継母=血をわけぬ母。父の後妻。けいぼ。
*女君=貴族の息女(身分ある人の娘のこと。)の敬称。姫君。
*波瀾万丈=劇的な変化に富んでいること。
**劇的=劇を見ているように緊張や感動をおぼえるさま。
*座談=すわって気楽に話し合うこと。
*批評=事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
**優劣=すぐれていることと、おとっていること。
**是非=良い(=是)ことと悪い(=非)こと。



『易経』 明治書院



「易経(えききょう)」は、「易」「周易(しゅうえき)」とも呼ばれる。古くは民間の占いに用いられていた占筮(せんぜい)書であったが、のちに儒家(じゅか)に取り入れられ、長い間、儒教の経典(きょうてん)として広く読まれた。「易」はメタファーの世界である。あらゆる現象を陰陽消長の理によって解釈し、日常の言語では把握し得ない天地自然の動きを隠喩・暗喩・象徴体系によって表しているため、難解と思われがちであるが、本書では、できる限り平易な解説を試みた。豊かな想像力を広げて、「易」の世界を鳥瞰(ちょうかん)していただきたい。

*占筮=筮竹(ぜいちく)で卦(け)を立てて吉凶を占うこと。また、その占い。
**筮竹=うらないに用いる竹製の細い棒。竹製のめどぎ。ふつう、五〇本とする。
**卦=易で算木(さんぎ)に出た象(かたち)。これで吉凶を占う。
*儒家=儒教の学者のこと。
*経典=その宗教の教えをしるした、基本的な書物。
*陰陽消長(いんようしょうちょう)=陰陽はいつも静止・不変の状態ではなく、お互いの力関係に基づいて常に変化しています。 これを、「消長(しょうちょう)」といいます。
*鳥瞰=高い所から見おろし眺めること。転じて、全体を大きく眺め渡すこと。



『科学と非科学 その正体を探る』 中屋敷 均 講談社現代新書



現代社会の「薄闇(うすやみ)」に光をあてた極上のサイエンスエッセイ。低線量被曝(ひばく)や残留農薬について、なぜ専門家は「大体、安全」としか言えない?インフルエンザのリスクに私たちはどこまで備えるべき?いま日本の科学研究の現場では、いったい何が起きているのか?何が「真実」で「異端(いたん)」なのか。科学の可能性と限界を見つめ私たちが生きる意味を捉えなおす。

*薄闇=何とかものの形などがわかる程度の暗さ。
*被曝=放射線に曝(さら)されること。
⇒被爆=爆撃など爆発物による被害全般のこと。
*異端=その世界や時代で正統とする信仰や思想などから、はずれていること。

【お勧め図書】◆千葉県立高校入試問題出典◆

『ままならないから私とあなた』 朝井 リョウ 文春文庫



天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄(むだ)なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。男が先輩(せんぱい)の結婚式で出会った美女は、人間関係を「レンタル」で成立させる業者だった―「レンタル世界」。既存の価値観を心地よく揺さぶる二篇を収録。



『翻訳ってなんだろう? あの名作を訳してみる』 鴻巣 友季子 ちくまプリマー新書



翻訳(ほんやく)とは、なにをするものなのだろうか?訳してみて初めてわかる、翻訳の醍醐味(だいごみ)と名作の魅力(みりょく)。翻訳家と生徒たちが、対話しながら翻訳を実践(じっせん)するなかで、誰もが知っているはずの名作の世界が、まったく違って見えてくる!

*翻訳=ある言語で表現された文章の内容を、原文に即して他の言語に移しかえること。
**即する=ぴったり適合する。
*醍醐味=物事の本当のおもしろさ。深い味わい。
*実践=主義・理論などを実際に自分で行うこと。



『奇談雑史(きだんざつし)』 宮負 定雄 ちくま学芸文庫



「人魂を捕らひし人の事」「神隠しの男子の事」「蛇に犯されし女の事」「神童寅吉が事」…ここには、霊異(れいい)、霊験(れいけん)、神異(しんい)、冥界(めいかい)、祟(たた)り、生霊(いきりょう)、怨霊(おんりょう)、現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)など、ありとあらゆる奇異(あや)しい話が収集されている。それは、畏怖(いふ)の念であるとともに、日本人の心の深層(しんそう)に潜(ひそ)む宗教意識にほかならない。柳田国男は、本書の「紀州八木山の里山神祭の事」から名論文「山の神とヲコゼ」を生み、ほかにも珍(めず)しい話をさまざま摘記(てっき)し自説の展開に生かしている。日本民俗学、説話文学の幻の名著。今回、新たに発見された著者自筆本を校訂(こうてい)し、語注を付す。

*霊異=人知でははかりしれない不思議なこと。また、そのさま。
*霊験=祈願(きがん)、信仰(しんこう)に対して与えられる不可思議な感応あるいは利益。
**感応=外界からの刺激によって心が深く感じ動くこと。
*神異=人間わざでない、不思議なこと。
*冥界=死後の世界。あの世。冥途(めいど)。
*祟り=神仏や怨霊(おんりょう)などによって災厄(さいやく)をこうむること。
**災厄=わざわい。災難(=不意に起こる不幸事。)。
*生霊=生きている人の恨(うら)みや執念(しゅうねん)が怨霊となって人にたたるもの。
**執念=執着して離れない心。物事にとらわれた心。
***執着=ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと。
*怨霊=受けた仕打ちにうらみを抱いて、たたりをする霊。
*現世=この世。現世。
*幽世=死んだ人の行く世。あの世。
*畏怖=おそれおののくこと。
*深層=奥深くに隠れている部分。
*摘記=概要(がいよう)・要点を、かいつまんでしるすこと。また、その記事。
**概要=全体の要点をとりまとめたもの。大体のところ。あらまし。
*校訂=古書などの本文を、諸本と比べ合わせて正すこと。

【お勧め図書】◆埼玉県立高校入試問題出典◆

『君と読む場所』 三川 みり 新潮文庫



鈴川有季は、職場体験に図書館を選んだ。一緒に実習する森田麻友は、隣のクラスだが記憶にない。まして繊細(せんさい)で無口な女の子と話すきっかけなど考えつくはずもなかった。ところが、時代小説『さぶ』が二人の距離を近づけることに…。一方、年の離れた「友だち」である七曲老人が引き籠(こ)もりになってしまう。彼の心の扉(とびら)を開くため、有季はある本を届けるが―人と本を繋ぐ(つなぐ)物語。

*繊細=感情などがこまやかなこと。また、そのさま。デリケート。
*引き籠もり=長期間にわたり自宅や自室に閉じこもり、社会的な活動に参加しない状態が続くこと。



『文化人類学の思考法』より「自然と知識-環境をどうとらえるか?」 中空 萌 世界思想社



文化人類学というユニークな学問が育ててきた思考の道具がたくさん詰(つ)まった「道具箱」のような本。文化人類学の古典から最前線の研究までを見通し、答えに辿(たど)り着くためのルートの探索法(たんさくほう)やアプローチの方法等のヒントを伝える。

*探索=未知(¬=まだ知ら(れてい)ないこと。)の事柄などをさぐり調べること。
*アプローチ=対象や目標に近づく(迫る)こと。接近。



『無名草子』 新潮社



好評シリーズが装(よそお)いを新たに。古語辞典は不要です!昔男をめぐる珠玉(しゅぎょく)の歌物語の数々が「みやび」な世界を織りなす『伊勢物語』。継母(けいぼ/ままはは)にいじめられ、「落窪(おちくぼ)の君」と呼ばれていた女君(おんなぎみ)の波瀾万丈(はらんばんじょう)の運命を描く、平安時代のシンデレラストーリー『落窪物語』。座談(ざだん)形式で、『源氏物語』や『伊勢物語』を論じ小野小町や清少納言や紫式部を批評(ひひょう)する、中世初期の異色評論『無名草子』。

*珠玉=美しいもの、りっぱなもののたとえ。特に、詩文などのすぐれたものを賞していう。
**賞する=ほめたたえる
*みやび=ものの趣を解(かい)し、けだかく、動作なども優美(ゆうび)なこと。
*継母=血をわけぬ母。父の後妻。けいぼ。
*女君=貴族の息女(身分ある人の娘のこと。)の敬称。姫君。
*波瀾万丈=劇的な変化に富んでいること。
**劇的=劇を見ているように緊張や感動をおぼえるさま。
*座談=すわって気楽に話し合うこと。
*批評=事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
**優劣=すぐれていることと、おとっていること。
**是非=良い(=是)ことと悪い(=非)こと。

【お勧め図書】◆神奈川県立高校入試問題出典

『伊曾保物語』 岩波文庫



1593年の天草本『イソポのハプラス』で初めて日本に紹介されたイソップは、江戸初期以来、各種の『伊曾保物語』の出版により広く日本中に普及した。誰もが親しんだ『イソップ寓話集(ぐうわしゅう)』を、江戸時代の人々と同様に、やさしい文語体の古文で読み、浮世絵師描くところの挿絵(さしえ)とともに味わう1冊。付録の『絵入教訓近道』など豊富な資料を集め、日本における多様なイソップ受容(じゅよう)をたどることができる。

*寓話集=比喩(ひゆ)によって人間の生活に馴染(なじ)みの深いできごとを見せ、それによって諭(さと)すことを意図(いと)した物語。
**比喩=何かを他の何かに置きかえ、説明すること。
(例)リンゴのように赤い頬(ほお)=頬をリンゴにたとえている。
**諭す=物事の道理(=物事の筋道)をよく言い聞かせてわからせる。
**意図=何かをしようと考えること。
*文語体=昔の言葉で書かれ、前時代的で古典文学に用いられるような文章。
⇔口語体=現代の言葉で書かれている文章。
*挿絵=新聞・雑誌・書籍などで、文章の理解を助けたり、興味をもたせたりするために入れる絵。
*受容=受け入れて取り込むこと。



『洗濯屋三十次郎』 野中 ともそ 光文社



優秀な兄に代わって中島クリーニングの店長を引き継ぐことになった、三十次郎。しかし、先代のときからずっと仕えてきた荷山長門は、何のクリーニング知識も持たぬ能天気(のうてんき)な若者に、不安を感じていた。どこかかみ合わない二人。そんな彼らのお店にある日、ナコという少女がやってくる。少女の持ってきたブラウスには、ケチャップの染みと祖父(そふ)の遺灰(いはい)がかかっていた。少女は、おじいちゃんの灰は取らないでとお願いするのだが…。服の汚れ、人の心の染み、そこについて残った想いに気づいたとき、昨日の染みは明日への希望に繋(つな)がっていく―心が強く震える傑作小説の誕生!

*能天気=悩みなどなく、何も考えていないこと。
*祖父=父や母の父親。おじいさん。
*遺灰=火葬(かそう)にしたあとに残る、灰状になった骨。



『科学と非科学 その正体を探る』 中屋敷 均 講談社現代新書



現代社会の「薄闇(うすやみ)」に光をあてた極上のサイエンスエッセイ。低線量被曝(ひばく)や残留農薬について、なぜ専門家は「大体、安全」としか言えない?インフルエンザのリスクに私たちはどこまで備えるべき?いま日本の科学研究の現場では、いったい何が起きているのか?何が「真実」で「異端(いたん)」なのか。科学の可能性と限界を見つめ私たちが生きる意味を捉えなおす。

*薄闇=何とかものの形などがわかる程度の暗さ。
*被曝=放射線にさらされる(曝される)こと。
⇒被爆=爆撃など爆発物による被害全般のこと。
*異端=その世界や時代で正統とする信仰や思想などから、はずれていること。

ご入学・ご進級おめでとうございます!

Dr.関塾 新川1丁目校のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。

保護者の皆様におかれましては、
お子様のご入学・ご進級、誠におめでとうございます。

例年ですと、新しい学年を迎えるにあたり、気持ちもリフレッシュされ、
『やる気と意欲』に満ち満ちているお子様も多くいらっしゃる時期ですが、
今年はかなり様子が異なり、新型コロナウィルスの影響により、
臨時休校をはじめ、お住まいの地域にて、さまざまなことが起き、
落ち着かない状況が、しばらく続くことが考えられます。

いずれにいたしましても、3月中例年通り授業が行われ、春休みに入り、
新学期を迎える学校はほとんどないのではないでしょうか?

また、「新型コロナウイルスの感染拡大をうけて
臨時休校から春休みに入っている都立高校などについて、
東京都教育委員会は来月大型連休が終わるまで休校とする」
というニュースをご存知の方は非常に多いと思います。

当然ながら、(3/2月~の)臨時休校、
及び、上記「来月大型連休が終わるまで休校とする」決定は、
新型コロナウイルス感染予防のために実施されていますので、
「感染しないように、不要不急の外出は極力避け、自宅で安全に過ごすように」
指示されています。

そのような状況下ですから、当然家庭学習が中心になりますが、
ご家庭は「生活環境」であり、よほど強い意志がありませんと、
自分のペースで「学習」を進めるのは難しいのではないでしょうか?

Dr.関塾 新川1丁目校では、近隣の小中高校が休校の間も、
感染拡大防止に細心の注意を払いながら、通常通り、教室運営いたします。
*詳細は、以下のリンク
【教室における新型コロナウイルス対策に関するお知らせ】
をご確認ください。

この時期から、ゴールデンウィーク明けまでに、いちばん心がけたいことは、

「前学年に学習した内容の総復習」です。

取りこぼしがありますと、
今年の内容がスムーズに理解できないことが考えられます。

・どこを苦手としているのか?
・何から手をつけていいか?
・どのように確認していくのが効果的か?などなど…
わからないことが多いと思います。
「完全個別指導」の関塾では、個々それぞれに必要な、
現時点での課題=苦手単元を把握してもらい、
次学年に結び付けていくサポートをいたします。

そこで、関塾における指導について知っていただきたく、
以下の内容にて、新年度【無料体験】~限定15名~を実施いたします。

最後に…「The future is now.(未来とは、今である)」

これはアメリカの文化人類学者・マーガレット・ミードさんの言葉です。

「未来」とは、【今】の連続です。
「昨日」の(あなたの)過ごし方によって、【今】の“あなた”が決まります。

例えば、「昨日」英単語を、5つ暗記したとしたら、
【今】の“あなた”は、(今までは知らなかった)英単語を、5つ覚えている
「昨日」から見た「未来」の“あなた”です。

つまり、「現在」も立派な「未来」のカタチです。
【今】この1秒1秒が、かけがえのない、非常に大切なモノです。

そして、その【今】何を「選択」するかにより、「未来」が変わります。
*一度に二つや、三つのことをすることはできません。
何かを「選んだら」何かを「捨てなければ」なりせん。

是非とも関塾を大いに活用し、その時々において、ベストの「選択」をし、
皆さんにとって、本当にほしい「未来」を手に入れてください!

☆★☆ 関塾といっしょに、新学年の第一歩を踏みだそう!☆★☆

《新年度【無料体験】実施要項》

◆科 目◆ 数学(算数)英語 国語 理科 社会 から1科目を選択
◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に45分×4回を実施
◆学 費◆ 教材費として1,000円(税込)をいただきます
◆時間割◆ 月曜日~金曜日
      ①15:20~16:50
      ②17:00~18:30
      ③18:40~20:10
      ④20:20~21:50
◆コース◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース

★ただいま新年度【無料体験】の他に、お友だち紹介キャンペーンも実施中♪
 兄弟姉妹や現在通塾中の関塾生からの紹介だけでなく、卒塾生の紹介であっても
 入塾後にお二人にプレゼント(図書カード3,000円分)を差し上げます!
★5/16(土)までに、体験授業のお申し込みをされ、その後、ご入塾いただきますと、
入学金(通常20,000円)が無料になります!

お気軽に教室までお問合せください。

【お勧め図書】◆東京都立高校入試問題出典◆

『動物学科空手道部1年高田トモ!』 片川 優子 双葉文庫



将来は動物に関わる仕事がしたい、トモはそう思って大学を決めた。「いっさい女らしさを捨てる」「一つのことをやりきる」と心に誓い、空手道部に入部する。つなぎを着て子牛の世話をし、道着に着替えて空手の練習に励(はげ)む日々。そして不器用な恋も始まって…。現役獣医学生の著者が描く、青春満喫度(まんきつど)100%のキャンパスライフストーリー。

*満喫=心ゆくまで十分に味わうこと、または十分に味わうことによって心から満足を得ること。


『文化人類学の思考法』より「技術と環境」 山崎 吾郎 世界思想社



文化人類学というユニークな学問が育ててきた思考の道具がたくさん詰まった「道具箱」のような本。文化人類学の古典から最前線の研究までを見通し、答えに辿(たど)り着くためのルートの探索法(たんさくほう)やアプローチの方法等のヒントを伝える。

*探索=未知の事柄などをさぐり調べること。
*アプローチ=対象や目標に近づく(迫る)こと。接近。


『佐佐木幸綱の世界12』 佐佐木 幸綱、森本 哲郎 河出書房新社



たえず時代の先端を走り短歌1300年の伝統を雄々(おお)しく現代に謳(うた)い上げる佐佐木幸綱の全貌(ぜんぼう)。

*佐佐木幸綱=昭和後期~平成時代の歌人、国文学者。昭和13年10月8日生まれ。佐佐木信綱の孫。佐佐木治綱・佐佐木由幾の長男。早大在学中から「心の花」に参加し、昭和49年編集長。「群黎(ぐんれい)」(46年現代歌人協会賞)などで、男性的な力づよい歌をよむ。63年早大教授。平成6年「滝の時間」で迢空(ちょうくう)賞。12年「アニマ」で芸術選奨。16年「はじめての雪」などで現代短歌大賞。20年芸術院会員。24年「ムーンウォーク」で読売文学賞。東京出身。
*雄々しい=力強く勇ましいさま。
*謳い上げる=歌や文章などに自分の感情をうまく表現すること。
*全貌=全体の姿。物事の全体のありさま。



『新編日本古典文学全集44 徒然草(つれづれぐさ)』 兼好法師 小学館



*徒然草=吉田兼好(兼好法師、兼好、卜部兼好)が書いたとされる随筆。 清少納言『枕草子』、鴨長明『方丈記』とならび日本三大随筆の一つと評価されている。
*兼好法師=鎌倉末・南北朝時代の歌人・随筆家。弘安6年(1283)頃生。二条派の和歌四天王と称される。観応3年(1352)没。

【お勧め図書】◆東京都立高校入試問題出典◆

『わたしたち、何者にもなれなかった』 瀬那 和章 KADOKAWA



高校時代、映画同好会に所属し、いつかみんなで映画を撮って食べていくことを夢にしていた4人。自主制作映画のコンクールで入賞したり、ミニシアターで期間限定上映をしたりと、夢に向かって順風満帆(じゅんぷうまんぱん)に進んでいた、はずだった。しかし突然、中心メンバーの一人である石田サキは3人に何も告げず、消えてしまった。チームは解散、3人はそれぞれの道を歩き出し、12年が経った。そんなある時、サキの居場所を知らせる、暗号めいた電話が掛かってきて―。

*順風満帆=追い風を受け、帆がいっぱいにふくらむこと。転じて、物事が順調に思いどおりに運ぶことのたとえ。



『動的平衡3』 福岡 伸一 木楽舎



動的平衡(どうてきへいこう)を組織論に応用すれば?
科学者とねつ造、記憶は遺伝するのか、プロフェッショナルの定義、
生命と芸術の局在論など、生命現象の核心を解く福岡生命理論はさらに拡張する!

*動的平衡=物理学・化学などにおいて、互いに逆向きの過程が同じ速度で進行することにより、系全体としては時間変化せず平衡に達している状態。
*局在=限られた場所に存在すること。
*核心=物事の中心である大切な部分のこと。



『歴史・文学・人生 井上靖対談集』 井上 靖・山本 健吉ほか 牧羊社



*井上靖=小説家・詩人。北海道生、伊豆湯ヶ島で育つ。京大哲学科卒。在学中は同人誌に詩を発表し、各種懸賞(けんしょう)小説に入選。卒業後、毎日新聞社に入社し、勤務の傍ら(かたわら)『闘牛』で芥川賞受賞。退職後は新聞小説作家として地位を確立する。主な著書に『猟銃』『氷壁』『天平の甍』『しろばんば』『敦煌(とんこう)』『楼蘭(ろうらん)』等。日本芸術院会員・日本ペンクラブ会長・日中文化交流協会会長。文化勲章受章。平成3年(1991年)没、83才。

*懸賞=何らかの手段で一般から応募者を集め、賞品や賞金を提供するもの。プレゼントキャンペーンとも呼ばれる。



『新編 日本古典文学全集88』より「三冊子』 服部 土芳 小学館



中世から近世に花開いた座の文芸、連歌(れんが)・俳諧(はいかい)。そして、日本独特の芸能、能・狂言。それらの隆盛(りゅうせい)とともに、その理論的解説書も数多く登場した。二条良基(にじょう よしもと)、世阿弥(ぜあみ)、去来(きょらい)、土芳(とほう)ら、新しい文化の創造につくした先達(せんだつ)に今、何を学ぶべきか。

*俳諧=「俳諧連歌」の略。普通の連歌に対して、こっけいを旨とした連歌。
*隆盛=栄えて(繁盛して)盛んなこと。
*先達=他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。せんだち。



『三冊子を読む』 森田 峠 かつらぎ双書



三冊子(さんぞうし)に盛られた俳句の教えは現在の句作に役立つことがあまりに多い。原文をわかりやすく読み説き、実作者の立場からポイントを明示した本書は俳人必読の書であり、芭蕉に近づく第一歩となるであろう。

*三冊子=江戸時代中期の俳諧(はいかい)論書。服部土芳著。3冊。元禄末年頃成立。『白冊子(しろぞうし)』『赤冊子(あかぞうし)』『黒冊子(正しくは『忘水(わすれみず)』)』の3部から成る。

【お勧め図書】◆都立桜修館中学校出典◆

「和辻哲郎随筆集』より「露伴先生の思い出」 和辻 哲郎 岩波文庫



大正期から戦後まで活躍した哲学者・倫理学者である和辻哲郎による人物評。初出は「文学」[1947(昭和22)年]。幸田露伴(こうだろはん:1867-1947)は旺盛(おうせい)な探究心と豊富な味解(みかい)力の持ち主であったが、その対象には明確な基準があり、硬骨漢(こうこつかん)でもあった。大学での態度や晩年の著作、日本語の用法へのこだわりなどのエピソードから露伴の人間像のある一面を語った一文。

*旺盛=活力や意欲が非常に盛んな様子。
*味解=じっくりと趣を味わい、理解すること。
*探究=物事の深い意味や、本質などを探り、明らかにしようとすること。
・探求=欲しいものを、どこまでも探し求めて手に入れようとすること。
*硬骨漢=意志が強く、権力に屈せず、容易に自分の主義・主張を曲げない男。
*幸田露伴=小説家・随筆家。東京生。名は成行(しげゆき)、号は蝸牛庵(かぎゅうあん)。電信修技学校卒業後電信技手として北海道へ赴任するが、文学への思いやまず帰京。『露団々(つゆだんだん)』『風流仏(ふうりゅうぶつ)』などの作品によって理想派の作家として文名を確立、写実派の尾崎紅葉と人気を二分した。代表作に『五重塔』『一口剣(いっこうけん)』等。芸術院会員。文化勲章受章。昭和22年(1947)没、80才。
**写実派=写実主義=現実を空想によらず、ありのままに捉えようとする美術上、文学上の主張のこと。


『わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座』 鷲田 清一 ちくま新書



ひとはなぜ、自由が拡大したのに不自由を感じ、豊かな社会になってかえって貧しさを感じるのか―現代人は、このようなパラドックスに気づき、向き合い、引き受けねば幸福にはなれない。「自由」「責任」の本質は何か。「弱さの力」とは何なのか。哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を、読者とともに考える。人々と対話し思索(しさく)を深める“臨床(りんしょう)哲学”を実践してきた著者が、複雑化した社会のなかで、自らの言葉で考え、生き抜いていく力をサポートする。

*パラドックス=一般に正しいと考えられていることに反する主張や事態をいう。
*思索=秩序立てて考えを進めること。物の道理をたどって考えていくこと。

【お勧め図書】◆区立九段中入試問題出典◆

『清兵衛と瓢箪 小僧の神様』より「菜の花と小娘」 志賀 直哉 集英社文庫



瓢箪(ひょうたん)をこよなく愛した少年と、周囲の無理解なおとなたち。少年が永遠に失ってしまったものは何か?表題作「清兵衛と瓢箪」ほか、深い人間観察と鋭い描写力で短篇(たんぺん)小説のおもしろさをあますところなく伝える“小説の神様”志賀直哉の代表的短篇13篇。

*瓢箪=熟した瓢箪の果実の中味を取り除き、乾燥してつくった器。酒などを入れる。
**瓢箪(植物)=ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。ユウガオの変種。巻きひげで他に絡(から)んで伸びる。葉は心臓形。夏の夕方、白い花を開く。果実は中間がくびれて上下がふくらんだ形をし、熟すと果皮が堅くなり、苦味が強い。アフリカ・熱帯アジアの原産。

◎知っておくと得な知識
志賀直哉は、明治から昭和にかけて活躍した日本の小説家。白樺派を代表する小説家のひとり。
「小説の神様」と称せられ多くの日本人作家に影響を与えた。
代表作に「暗夜行路」「和解」「小僧の神様」「城の崎にて」など。

*白樺派
1910年(明治43年)創刊の同人誌『白樺』を中心にして起こった文芸思潮のひとつ。また、その理念や作風を共有していたと考えられる作家達のこと。
*思潮=その時代の人々が一般にいだく思想。思想の流れ。

覚えておきたい作家は、志賀直哉の他、武者小路実篤、有島武郎

・武者小路実篤の作品:「人生論・愛について」「友情」「愛と死」「真理先生」など
・有島武郎の作品:「小さき者へ・生れ出づる悩み」「一房の葡萄」「或る女」など



『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』 山中 伸弥他 文春新書



京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」。どんな偉大(いだい)な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折(ざせつ)の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。

*偉大=すぐれて大きいさま。りっぱであるさま。
*挫折=仕事や計画などが、中途(ちゅうと)で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと。



『昆虫の発音によるコミュニケーション』 宮武 頼夫 環境eco選書



人の耳には聞こえない振動や音波で昆虫(こんちゅう)たちがコミュニケーションを図っていることが判明して、その多様性と重要性が明らかになってきている。本書の第Ⅰ部と第Ⅱ部では、人の耳に多少とも聞こえる鳴き声や発音でコミュニケーションを図る昆虫について解説し、第Ⅲ部では主として人の耳に聞こえないが音波や振動音でコミュニケーションをとっている昆虫達の生き様(いきざま)について解説した(「はじめに」より)。

*生き様=その人が生きていく態度・ありさま。生き方。

【お勧め図書】◆大学入試センター入試後半◆

『小夜衣(さよごろも)』 笠間書院



幼い頃、母に先立たれ、祖母の尼上を頼りに、山里に寂(さび)しく暮らす姫君。そんな姫君を、当代随一(とうだいずいいち)の貴公子(きこうし)兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや)が見初(みそ)め、二世を契(ちぎ)る仲となる。ところが、宮は関白家に婿(むこ)取られ、姫君も、入内(じゅだい)した異母姉妹(いぼしまい)の母代として、宮仕え(みやづかえ)に駆り出される運命の激変、ために、二人の疎隔(そかく)は決定的なものとなる。御所では、帝(みかど)が、才色兼備(さいしょくけんび)の姫君にたちまち魅了(みりょう)され、尋常(じんじょう)ならざる執心(しゅうしん)ぶり、心穏やかでない継母(けいぼ)は、乳母子(めのとご)も民部少輔(みんぶのしょう)に命じて、姫君を拉致(らち)、監禁(かんきん)させる。絶望の底に沈む姫君に、民部少輔はひそかに野心(やしん)を燃え立たせる……。
継子(けいし)いじめ譚(たん)に「しのびね」型の趣向(しゅこう)を加味した、山里の姫君の苦難と栄達(えいたつ)の物語。

*当代随一=現代で最もすぐれているということの形容。
*貴公子=高貴な家柄(いえがら)の男子。貴族の子弟。
*契る=夫婦の約束を結ぶ。
*婿=娘の夫。特に、娘の夫として家に迎える男。
*入内=中宮・皇后となるべき人が正式に内裏(だいり:天皇の御所)にはいること。
*異母姉妹=異なる母親を持つ姉妹。
*宮仕え=宮中に仕えること。宮廷に出仕すること。
*疎隔=うとくなって、へだたりができること。また、へだたりをつくること。
*才色兼備=すぐれた才能と美しい容姿(=顔つきと姿)の両方をもっていること。 多くは女性についていう。
*魅了=すっかり相手の心を引きつけて夢中にさせてしまうこと。
*尋常=格別(特に、異常)なところもなく、ごく普通なこと。
*執心=ある事・物に強く引かれ、それが心から離れないこと。
*継母=父の妻で、自分と血のつながっていない母。
*乳母子=母に代わって、子に乳をやり、また、育てる女性の子ども。
*拉致=むりにひきつれてゆくこと。
*監禁=身体の自由を拘束し、一定の場所にとじこめて外に出さないこと。
*野心=分を越える(ように見える)大きな望み・たくらみ。
*継子=配偶者(=婚姻関係にある相手方。)の子で、自分の実子でないもの。
*譚=物語を語る。また、物語。
*しのびね=ひそひそ声。小声。しのび声。
*趣向=おもむき。意向。趣意。
*加味=あるものに他の要素を(少し)まぜ加えること。つけ加えること。
*栄達=高位高官にのぼること。出世すること。
**高位高官=身分と階級のどちらも高い役人のこと。「位」は位階。「官」は官職。



『文選』より「謝霊運(しゃれいうん)の詩」 昭明太子(しょうめんたいし)/編纂 岩波文庫



千五百年に及ぶ読解の歴史を刷新(さっしん)する詩篇の全訳注完結。編者・昭明太子による「文選序」の他、年表、詩題索引(さくいん)を収載(しゅうさい)。完結記念付録、新元号「令和」の語を含む、張衡「帰田の賦」の原文・訓読・訳文。

*刷新=弊害(=害となる悪いこと。)を除き去って、全く新しいものにすること。
*索引=書物の中の語句や事項の所在を捜し出す手引として編集した表や書物。
*収載=書物や資料などにのせること。収録。

【お勧め図書】◆大学入試センター入試前半◆

『境界の現象学』 河野 哲也 筑摩選書



皮膚(ひふ)は自己と環境との境界である。家は公と私を隔(へだ)て、国境は国を隔てる。これら境界は本当は一体何を隔て、われわれに何を強(し)いているのか。境界を越えるという経験はいかなる意味をもちうるのか。境界を越えて、われわれはいかに他者と出会い、世界とつながることができるのか―。幾層(いくそう)もの境界を徹底的に問い直し、内/外を無効化する流動的でダイナミックな存在のあり方を提示する。身体・自己・世界の関係を考察してきた著者が、流体の存在論なる新境地に挑む。

*隔てる=間に(ある程度大きい)空間や時間を置く。
*強いる=他人がいやがるのに、無理にさせる。強制する。
*新境地=今までにない新しい境地。「境地」は心の状態などを指すが、「新境地を開く」などという場合は、特に芸術や創作活動などで、その人の独自の新しい世界を反映したような作品などを作り上げたことを指す。



『原民喜(はら たみき)戦後全小説』より「翳」 原 民喜 講談社文芸文庫



一九四五年八月六日、郷里(きょうり)の広島で被爆(ひばく)し一命を取り留めた原民喜は、この惨劇(さんげき)を書き残すことを決意する。“殺人光線”で焼けただれた肉体を、死にゆく者の呻(うめ)き声を、遺体に埋もれ地獄絵図と化した光景を、克明(こくめい)に描き尽くす。戦禍(せんか)の記録を文学へ昇華(しょうか)させた傑作「夏の花」三部作、亡妻(ぼうさい)への想いが滲(にじ)む「美しき死の岸に」ほか計三十九篇。原爆を生み落した世界と人類に突きつける、文学の結晶。

*郷里=ふるさと。生れ故郷。
*被爆=原水爆による攻撃を受けること。また、その放射能の害をこうむること。
*惨劇=目も当てられない、むごたらしい出来事。
*呻き=苦しみや痛みなどのために出す低い声。
*克明=細かいところまで念を入れて手落ちのないこと。また、そのさま。
*戦禍=戦争による被害。
*昇華=物事が一段上の状態に高められること。
*亡妻=死んだ妻。なき妻。
*滲む=(多く「にじませる」の形で)それとなく現れる。

ゴールデンウイーク休校のお知らせ

Dr.関塾 新川1丁目校のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。

【4/25(土)~5/6(水)】

「ゴールデンウィーク休校」とさせていただきます。

お問い合わせにつきましては、

5/7(木)14時以降に順次対応いたしますので、よろしくお願いいたします。

なお、状況次第になりますが、現時点では、

5/7(木)以降、夏休みに入るまでは、日曜日を除き、開校(=開講)予定です。

【お勧め図書】◆高知県立高校入試問題出典◆

『俳句の不思議、楽しさ、面白さ ーそのレトリック』 武馬 久仁裕 黎明書房



あなたは、俳句には不思議なこと、面白いことがいっぱいあることを知っていますか?俳句に使われているひらがなとカタカナの違いを、知っていますか。俳句は縦書きだから面白いことを、知っていますか。古典仮名遣(かなづか)いのどこが面白いか、知っていますか。俳句では、「『雲がない』と言っても『雲』がある」ことを、知っていますか。風花(かざはな)は冬の季語ですが、春がよりそっていることを、知っていますか。その他にも俳句には、まだまだ不思議なこと、面白いことがあります。この本を読んで、俳句の世界に、楽しく遊んでください。

*風花=晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの。



『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』 山極 寿一 毎日新聞出版



進化の果てで、テクノロジーに疲れ、戦争に倦(あぐ)む。私たちが幸福を掴(つか)むためには、あと何が必要なのか。ゴリラ研究の権威による、霊長類(れいちょうるい)視点の文明論。動物の一種としての人間に立ち返り、これからの共同体・国家のあり方を問い直す。

*倦む=物事に行きづまって、どうにもしようがなくなる。また、もてあます。あぐねる。
*掴む=自分のものとする。手に入れる。



『世界は美しくて不思議に満ちている 「共感」から考えるヒトの進化』 長谷川 眞理子 青土社



連綿(れんめん)とつづく進化史において、ヒトは近年、異常な状態に置かれている。70億人を超える世界人口、化石燃料を中心とした大量のエネルギー消費、IT技術の急速な進歩―。足り過ぎているのに不足感を募らせよと迫りくる文明の行き着く果てとは?ヒトが長い時間をかけて進化させてきた「共感」という能力をもう一度想い出し、次世代へとつなげるために、いま、立ち止まって考える。

*連綿=長くつながり続いて絶えないさま。



『無名草子』 新潮社



好評シリーズが装(よそお)いを新たに。古語辞典は不要です!昔男をめぐる珠玉(しゅぎょく)の歌物語の数々が「みやび」な世界を織りなす『伊勢物語』。継母(ぎぼ)にいじめられ、「落窪(おちくぼ)の君」と呼ばれていた女君(おんなぎみ)の波瀾万丈(はらんばんじょう)の運命を描く、平安時代のシンデレラストーリー『落窪物語』。座談(ざだん)形式で、『源氏物語』や『伊勢物語』を論じ小野小町や清少納言や紫式部を批評(ひひょう)する、中世初期の異色評論『無名草子』。

*珠玉=美しいもの、りっぱなもののたとえ。特に、詩文などのすぐれたものを賞していう。
**賞する=ほめたたえる
*みやび=ものの趣を解(かい)し、けだかく、動作なども優美(ゆうび)なこと。
*義母=義理の母。養母、また妻や夫の母など。
*女君=貴族の息女(身分ある人の娘のこと。)の敬称。姫君。
*波瀾万丈=劇的な変化に富んでいること。
**劇的=劇を見ているように緊張や感動をおぼえるさま。
*座談=すわって気楽に話し合うこと。
*批評=事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。
**優劣=すぐれていることと、おとっていること。
**是非=良い(=是)ことと悪い(=非)こと。

【お勧め図書】◆愛媛県立高校入試問題出典◆

『ベスト・エッセイ2018』より「”今どきの若い者”はことば遣いにうるさすぎる」 飯間 浩明 光村図書出版



「そうそう、あるある! 」「へえ~知らなかった」「なるほど、おもしろい! 」「この人って、こういうことを考えていたんだ」などなど…。
さまざまなジャンルの書き手たちがえがく、日常生活から切り取った機知(きち)に富んだ随想(ずいそう)、意見文。
そして亡くなられたあの方に捧(ささ)げる一文など、2017年に新聞や雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から、77編を厳選(げんせん)しました。
どこから読んでも楽しめる珠玉(しゅぎょく)のエッセイ群を、どうぞご堪能(たんのう)ください。

*機知=その場に応じてとっさに働く鋭い知恵。
*随想=あれこれと心に浮かぶままに思うこと。それを書きとめた文章。
*捧げる=尊ぶべき(時には、大切に思う)対象に向けて、ものや真心を差し出す。
*厳選=厳重な基準によって選ぶこと。
*珠玉=美しいもの、りっぱなもののたとえ。特に、詩文などのすぐれたものを賞していう。
*堪能=十分に満足すること。



『ブロードキャスト』 湊 かなえ KADOKAWA



町田圭祐は中学時代、陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していたが、3年生の最後の県大会、わずかの差で出場を逃してしまう。その後、陸上の強豪(きょうごう)校、青海学院高校に入学した圭祐だったが、ある理由から陸上部に入ることを諦(あきら)め、同じ中学出身の正也から誘われてなんとなく放送部に入部することに。陸上への未練を感じつつも、正也や同級生の咲楽、先輩女子たちの熱意に触れながら、その面白さに目覚めていく。目標はラジオドラマ部門で全国高校放送コンテストに参加することだったが、制作の方向性を巡って部内で対立が勃発(ぼっぱつ)してしまう。果たして圭祐は、新たな「夢」を見つけられるか―。

*強豪=勢いが盛んで強いこと。また、その人。
*勃発=事件などが突然に起こること。



『続百物語怪談集成』より「万世百物語」 烏有庵(うゆうあん) 叢書江戸文庫



青い行灯(あんどん)に灯心(とうしん)を百本入れ、怪談(かいだん)が1話終わるごとに灯心を1本1本消してゆく。怪談が100話に至り、火が全て消えたとき……。怪談集「諸国百物語」「御伽(おとぎ)百物語」「太平(たいへい)百物語」を収録。

*行灯=照明具の一種。円形または四角の木や竹のわくに紙をはり、中に油皿を置いて火をともした。
*灯心=あんどん・ランプなどの芯(しん)。
*怪談=ばけもの・幽霊(ゆうれい)などが筋の中心になっている話。

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◆対 象◆ 小学生 中学生 高校生 ※初めての方に限ります
◆期 間◆ お申込日より2週間以内に45分×4回を実施
◆学 費◆ 教材費として1,000円をいただきます
◆時間割◆ 月曜日~土曜日
      ①15:20~16:50
      ②17:00~18:30
      ③18:40~20:10
      ④20:20~21:50
◆コース◆ 生徒2名 対 講師1名の体験コース
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